金が新たな記録高値

[The Daily Star]米大統領選をめぐる不透明感から安全資産への需要が高まり、トレーダーらが金利引き下げの兆しを待つ中、金価格は水曜日に過去最高値に急騰した。

金現物は、取引開始前に史上最高値の2,789.73ドルを記録した後、0925 GMT時点で0.2%上昇し、1オンス当たり2,781.51ドルとなった。

米国の金先物は0.5%上昇し、2,793.50ドルとなった。

11月5日の選挙は最終段階に入り、最近の世論調査では共和党のドナルド・トランプ前大統領と民主党のカマラ・ハリス副大統領の間で激しい戦いが繰り広げられていることが示されている。

サクソ銀行の商品戦略責任者、オーレ・ハンセン氏は、選挙結果に関する不確実性と、来週のFRBの追加利下げを市場が織り込んでいることから金価格が上昇していると述べ、ドル安も価格を支えていると付け加えた。

「強気派にとって次の大きな危険信号は2,800ドルだ。価格が下がれば、2,715ドルまで下がる可能性がある」

地政学的不確実性に対するヘッジとして見られる金地金は、今年これまでに35%急騰しており、1979年以来最高の年間成長率を記録しそうだ。金はまた、低金利環境で好調に推移する傾向がある。

先月の求人件数の減少を受けて、FRBの政策担当者は来週、短期借入コストを0.25ポイント引き下げることはほぼ確実だ。

今週のデータには、1215 GMTの年次開発計画雇用報告、木曜日の米国個人消費支出、金曜日の雇用統計報告が含まれます。

ワールド・ゴールド・カウンシルによると、店頭取引を除く世界の金需要は第3四半期、投資活動の増加が宝飾品消費の減少を相殺し、前年同期比で横ばいの1176.5トンだった。

世界第2位の貴金属消費国であるインドの金需要は、2024年に4年ぶりの低水準に落ち込む可能性が高いとWGCは予測した。


Bangladesh News/The Daily Star 20241031
https://www.thedailystar.net/business/news/gold-hits-another-record-high-3740961