[The Daily Star]バングラデシュ米国商工会議所(アメリカ商工会議所)のサイード・エルシャド・アハメド会頭によると、バングラデシュが外国直接投資にとってより魅力的な国となるためには、より強力な知的財産保護の仕組みが必要だという。
同氏は「知的財産権(IPR)制度の強化は、同国が世界的ビジネスにとって魅力的な目的地としての地位を確立し、持続可能な経済統合と成長を促進するために不可欠だ」と述べた。
アハメド氏は、この目的に向けて国は順調に進歩しているものの、改善の余地があり、アメリカ商工会議所 が必要な支援を提供する予定であると語った。
こうした背景から、アハメド氏は今年初めに導入された規定に基づき、税関記録の実施と一元化を強く求めた。
関税記録は関税法の改正に盛り込まれたが、実際には遵守されていないと彼は述べた。
「明らかに、いくつかの実際的な課題がある。これについてはさらに議論する」とアメリカ商工会議所会長は付け加えた。
アハメド氏は、昨日ウェスティン・ダッカでアメリカ商工会議所が主催した「知的財産権枠組みの強化:課題と今後の方向性」と題する討論会でこれらのコメントを行った。
知的財産権の専門家である法廷弁護士ハミドゥル・メスバ氏は、国家歳入庁(NBR)は2020年以降、知的財産権に関連する問題の解決を求めて提出された約100件の申請についてまだ判決を下していないと述べた。
「著作権法と知的財産権法が適切に施行されれば、ICT業界とソフトウェア業界は困難に直面することはないだろう。むしろ、外国投資が促進されるだろう」と彼は付け加えた。
米国特許商標庁の南アジア担当上級商務専門家兼知的財産政策顧問のシルピ・ジャー氏は、同地域の知的財産権法の強化を目指していると述べた。
そのため、彼らは他の外国組織や産業省の協力を得て、地元の知的財産担当官向けの能力開発研修プログラムの手配に協力してきたとジャー氏は述べた。
NBRのホセイン・アハメド委員(関税政策およびICT担当)は、歳入当局とIPR申請が保留中の業界との間にコミュニケーションのギャップがあると述べた。
その他、国内外の投資家とともにさまざまな企業の代表者も講演した。
Bangladesh News/The Daily Star 20241106
https://www.thedailystar.net/business/news/strengthen-ip-rights-regime-attract-investment-amcham-3745591
関連