[Financial Express]スリナガル、11月6日(AP通信):インドが実効支配するカシミール地方議会は水曜日、連邦政府に対し、2019年にナレンドラ・モディ首相の政権によって廃止された紛争地域の半自治権の回復を要求する決議を可決した。
議会は議場に騒然となる中、拘束力のない決議を多数決で可決した。
決議には「本会議はインド政府に対し、ジャンムー・カシミール州の特別地位の回復に向けて選出された代表者との対話を開始するよう要請する」と記されている。
90議席ある議会のうち29議席を占めるモディ首相率いるインド人民党は、この決議案を拒否した。決議案には、インド政府が任命したカシミール地方の最高行政官マノジ・シンハ副知事の承認が必要だ。
この決議を提出した国民会議党は先月、この地域で10年ぶり、またモディ首相のヒンズー教民族主義政権が半自治権を廃止して以来初の選挙で政権を握った。
連邦政府はまた、旧州の格下げと、中央政府が統治する連邦直轄地であるラダックとジャンムー・カシミールの2つの州への分割を行った。
この動きはインド国内およびモディ支持者の間で大きな反響を呼んだが、カシミールでは国民会議を含め、同地域のアイデンティティと自治権に対する攻撃として大方の反対を受けた。市民の自由が制限され、報道の自由が制限されるなど緊張状態が続いている同地域で、この動きが人口構成の変化につながることを多くの人が懸念している。
この地域は引き続き「連邦直轄地」であり、インド議会を主な立法機関として連邦政府が直接管理している。
インドとパキスタンはそれぞれカシミールの一部を統治しているが、両国ともその領土全体の所有権を主張している。核兵器を保有する両国は、1947年にイギリスの植民地支配から独立して以来、同領土をめぐって3回の戦争のうち2回を戦ってきた。
Bangladesh News/Financial Express 20241107
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/kashmir-legislature-asks-india-to-restore-its-partial-autonomy-1730914655/?date=07-11-2024
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