[Financial Express]ロイター通信によると、テスラの時価総額は金曜日、急騰し1兆ドルの大台を突破した。これは、選挙運動中にテスラのCEO、イーロン・マスク氏の企業がドナルド・トランプ次期大統領から好意的な扱いを受けるとの期待によるものだ。
この電気自動車メーカーの株価は8.2%上昇して321.22ドルとなり、同社の評価額は2年以上ぶりに1兆ドルを超えた。
同社の株価は今週29%上昇し、時価総額は2,300億ドル以上増加し、2023年1月以来の高水準となった。
CFRAリサーチのシニア株式アナリスト、ギャレット・ネルソン氏は「テスラとCEOのイーロン・マスクはおそらく選挙結果の最大の勝者であり、トランプ氏の勝利は同社の自動運転技術の規制当局による承認を早めるのに役立つと信じている」と述べた。
情報筋がロイター通信に語ったところによると、億万長者のテスラ氏は、テスラが計画している自動運転車に有利な規制を推進し、また米道路交通安全局にテスラの現行の運転支援システムの安全性に関わる潜在的な強制措置を延期させる可能性があるという。
マスク氏は自動運転車技術に注力しており、3万ドル以下のエコノミーカーを製造する計画を断念した。しかし、開発と規制のハードルにより、こうした技術の商業化は遅れている。
「マスク氏がトランプ大統領を説得して連邦レベルの自動運転車規制を制定させることができれば、それは自動車業界にとって良いことだと我々は考えている。なぜなら、各州が独自の規制を作るのではなく、企業は統一された規制を望んでいると考えているからだ」とモーニングスターの株式ストラテジスト、デビッド・ウィストン氏は述べた。
フォーブスのリアルタイム億万長者リストによると、マスク氏の資産は3000億ドルを超えた。
テスラの株価は、同社が四半期利益率の上昇を報告し、来年の納入台数が20~30%増加すると予想したことを受けて、10月下旬に急騰した。
同社は長年にわたり世界で最も時価総額の高い自動車メーカーの座を維持しており、日本のトヨタ自動車、中国のBYDなどが大きな差で後を追っている。
テスラ株は12カ月先予想利益の93.47倍で取引されている。一方、AIチップ大手のエヌビディアは38.57倍、マイクロソフトは30.77倍、フォードは6.29倍となっている。
Bangladesh News/Financial Express 20241111
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/tesla-hits-1-trillion-market-value-as-musk-backed-trump-win-fans-optimism-1731257463/?date=11-11-2024
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