[Financial Express]ドバイ、11月11日(ロイター):アラブ首長国連邦の国営エネルギー大手ADNOCは、ドイツのSEフィナンシャルエクスプレスに15年間天然ガスを供給することに合意したと、同国は先週発表した。
アラブ首長国連邦の同社は声明で、ADNOCは契約に基づきSEフィナンシャルエクスプレスの子会社であるSEフィナンシャルエクスプレスマーケティング・アンド・トレーディング・シンガポールに年間100万トンのガスを供給する予定だと述べたが、価格は明らかにしなかった。
「天然ガスはドイツのエネルギー供給の4分の1以上を占めており、SEフィナンシャルエクスプレスとの画期的な協定を通じて同国のエネルギー安全保障を支援できることを非常に嬉しく思う」とADNOC幹部のファテマ・アル・ヌアイミ氏は述べた。
同社によれば、液化天然ガスは主にルワイスLNGプロジェクトから供給され、2028年に同プロジェクトが稼働を開始した時点で供給が開始される予定だという。
ADNOCは、ルワイスLNGプロジェクトから生産される年間700万トン以上のガスが現在「長期契約を通じて国際顧客に供給されている」と述べた。
ドイツは2022年11月、ロシアのエネルギー大手ガスプロムの旧子会社(旧称ガスプロム・ゲルマニア)を、電力供給におけるシステム上の重要性を理由に、欧州エネルギー安全保障有限責任会社(SEフィナンシャルエクスプレス)として国有化すると発表した。
ドイツ政府は、ロシアがウクライナに侵攻し、欧州へのエネルギー供給を削減する決定を下した後、同年初めに同社を事実上の管理下に置いた。
「ADNOCとの提携は、責任を持ってエネルギー源を多様化し、ドイツとヨーロッパのエネルギー供給の安全性を高めるという私たちの取り組みを支援するものだ」とSEフィナンシャルエクスプレスの最高経営責任者エグバート・レーゲ氏は述べた。ウクライナ侵攻後、ヨーロッパ諸国はロシアからの天然ガス供給の喪失を急いで補おうとしており、不足分を補うためにUAEとカタールに頼っている。
Bangladesh News/Financial Express 20241112
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/adnoc-inks-15-year-gas-deal-with-germanys-sefe-1731347965/?date=12-11-2024
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