シティグループはトランプ大統領の政策が新興市場の成長を鈍化させる可能性があると警告

[Financial Express]ロイター通信によると、シティグループのアナリストは、中国の最近の政策イニシアチブと世界経済の成長にもかかわらず、ドナルド・トランプ氏が米国大統領選挙で勝利したことを受けて、新興市場の株式は世界の他の株式に比べてパフォーマンスが低下すると予想している。

同証券会社は木曜日のメモで、トランプ大統領の貿易政策が世界経済の成長の足かせになると予想し、その結果として米ドルが強くなることで新興国市場の資産にさらなる圧力がかかる可能性があると述べた。

同社はサウジアラビアとインドが貿易リスクにさらされる可能性が低くなると予想し、最大の原油輸出国であるサウジアラビアを「アンダーウェイト」から「オーバーウェイト」に引き上げた。

しかし、利益成長の鈍化と、中国の最近の政策支援策を受けて外国人投資家からの売り圧力を理由に、インドを「オーバーウェイト」から「ニュートラル」に格下げした。

シティグループは、インドの気の利いた 50指数が2025年9月までに25,000の水準に達すると予想しており、これは前日の終値から約6%の上昇となる。

同社は南アフリカの格付けを「中立」から「オーバーウェイト」に引き上げ、魅力的な利益成長と中国の景気刺激策による追い風の可能性を指摘した。

同社は、韓国の企業利益の伸びが鈍化していることを理由に、韓国の格付けを「アンダーウエイト」に引き下げた。

同証券会社はまた、貿易政策の不確実性の高まりが韓国経済を圧迫し、米国への輸出に打撃を与える可能性があると警告した。

しかし、韓国のKOSPI指数は2025年半ばまでに現在の水準から16%上昇し、2,800ポイントに達する可能性があるとシティグループは考えている。シティグループは、半導体収益の回復と韓国中央銀行の金利引き下げによる勢いが、2025年後半にかけて指数をさらに支えると予想している。

シティグループは概して新興国株式について「中立」の評価を下しており、MSCI新興国株式指数が2025年半ばまでに現在の水準から約10%上昇し、1,210ポイントに達すると予想している。


Bangladesh News/Financial Express 20241117
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/citigroup-warns-trumps-policies-may-slow-growth-in-emerging-markets-1731769305/?date=17-11-2024