[The Daily Star]先月クトゥブディア停泊地のLPGタンカー2隻で発生した火災は、乗組員の非効率性と過失が原因だったと調査委員会が結論付けた。
委員会はいかなる妨害行為や意図的な不正行為も否定した。
タンザニア船籍の母船「キャプテン・ニコラス」と受入タンカー「B LPGソフィア」は、10月13日早朝、はしけ積み(液化石油ガスの船舶間の移送)という慎重を要する作業中に火災に見舞われた。
チッタゴン港湾局が事故調査のために設置した9人からなる調査機関の複数のメンバーは、報告書では、母船の乗組員の無能さ、船舶間の作業の実施における過失、不適切な係留設備など、事故の背景にある一連の運用上の失敗が強調されていることを明らかにした。
CPAメンバー(港湾・海軍)のM・ファズラー・ラーマン准将が率いる委員会は、木曜日にその調査結果をCPA議長のSM・モニルザマン少将に提出した。しかし、CPAはまだ報告書を公表していない。
ニコラス船長の係留が不適切だったため、25~30分以内に12本の係留ロープが激化した潮流によって1本ずつ切れ、軽量タンカー「B LPGソフィア」が流されたが、乗組員は迅速に対応できなかった。
これによりガス排出ホースに圧力がかかり、ガス漏れが激しくなり、両船の甲板にすぐに広がったとラーマン准将は報告書を引用して述べた。
ニコラス船長はまた、B LPGソフィア号の乗組員からの警告にもかかわらず、火災の兆候が船の甲板上で最初に検知されたとき、火事が艀にも広がる前に、ニコラス船長の乗組員はガス排出作業を速やかに停止しなかったと述べた。
同様の事故の再発を防ぐため、委員会は、安全なはしけ作業を確実に行うためにガスタンカーの乗組員に適切な訓練を提供すること、港湾内で船舶間の作業を行う際にすべての現地および国際規制に準拠した明確に定義された共同作業計画を厳格に遵守すること、そしてこれらの重要な作業中に有能な人員配置、作業上の注意、および適切な船舶係留を確保することを勧告した。
Bangladesh News/The Daily Star 20241118
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/probe-finds-crew-negligent-rules-out-sabotage-3755146
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