アラビカコーヒーが13年ぶりの高値に

[Financial Express]ロンドン、11月18日(ロイター): ICEのアラビカコーヒー先物は18日、中南米の供給を巡る懸念や規制面での不確実性から13年ぶりの高値を更新した。一方、ココアは先週の目覚ましい上昇からやや後退した。

コーヒー

3月物のアラビカコーヒーは、14時31分時点で0.9%上昇し1ポンド当たり2.8570ドルとなり、2011年5月の2.9150ドル以来の高値を記録した。

主要生産地ブラジルの収穫量は今年初めの干ばつにより潜在能力をいくらか失ったようで、予報官らは今シーズンのアラビカコーヒーの生産量が減少すると予想するようになっている。熱帯低気圧サラは、ホンジュラスとベリーズで洪水を引き起こし、少なくとも1人が死亡した後、日曜日にメキシコのユカタン半島に向かっている。この嵐は、中米最大の生産地であるホンジュラスのコーヒー農園に被害を与えた。

ラボバンクは、コーヒー価格は、EU森林伐採規制(EUDR)の施行をめぐる不確実性や、米国の関税導入の可能性に対する懸念によっても上昇していると述べた。1月のロブスタコーヒーは0.5%上昇し、1トン当たり4,796ドルとなった。

ココア

3月ロンドン産ココアは、先週の22.19%という素晴らしい上昇の後、市場が再調整したため、4%下落して1トン当たり6,595ポンドとなった。

輸出業者らの推計によると、最大の生産国コートジボワールの港に到着したカカオの量は、10月1日のシーズン開始以来11月17日までに54万9000トンに達し、昨シーズンの同時期の41万7000トンから増加した。

しかし、市場では今後、入国者数は減少すると予想されている。

コートジボワールは、生産への懸念を引き起こしている気象条件の悪化により、ここ数日で2024/25年シーズンのカカオ輸出契約の販売を40%削減したと、2つの情報筋が先週ロイター通信に語った。

3月のニューヨーク産ココアは3.5%下落し、1トン当たり8,206ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20241119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/arabica-coffee-hits-fresh-13-year-high-1731943757/?date=19-11-2024