ドル高が一服し、金が反発

[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は過去6セッションで下落していたが、米ドル高の一時停止により上昇し、月曜日に反発した。一方、投資家は金利の軌道に関する明確化について連邦準備制度理事会の当局者のコメントを待っている。

金現物は12時06分時点で1.3%上昇し、1オンス当たり2,593.32ドルとなり、木曜日につけた2カ月ぶりの安値から回復した。米国の金先物は1.1%上昇し、2,597.80ドルとなった。

時間の経過に伴う指標を追跡する「オンスあたりの米ドルでのスポット金価格」というタイトルの折れ線グラフ。

先週、FRBによる利下げが緩やかになるとの見方からドルが上昇し、金価格は3年以上ぶりの週間下落を記録した。

しかし、ドルは先週1.6%上昇した後、木曜日の1年ぶりの高値以下にとどまっている。ドル安により、他の通貨を保有する買い手にとっては金の価格が下がる。

「現在の金価格の調整の大部分はドルにかかっているとみられる。まだ金の現物価格の底がしっかりしているとは言わないが、明らかに市場を支えるために機を狙った買いが入り込んできている」と独立系アナリストのロス・ノーマン氏は述べた。

銀現物は1.8%上昇して1オンス当たり30.74ドル、プラチナは1.6%上昇して953.34ドル、パラジウムは2.1%上昇して970.48ドルとなった。

「年末には金価格の変動が見られるだろうし、FRBが12月に何をするかに関わらず、帳簿整理や利益確定の動きも見られるだろう。」

最近の米国経済データにより、FRBによる12月の利下げ期待は低下した。今週は少なくとも7人の米中央銀行関係者が講演する予定だ。

金利が上昇すると、利息が付かない金の保有は魅力が薄れます。

「トランプ大統領の就任により米ドルは引き続き上昇する見込みで、これは短期から中期的には金にとってマイナスとなる。しかし、同氏の政策は長期的には大幅なインフレを招く可能性が高いため、これは金にとってプラスとなるだろう」とスコーピオン・ミネラルズの最高投資責任者マイケル・ラングフォード氏は述べた。

銀現物は1.8%上昇して1オンス当たり30.74ドル、プラチナは1.6%上昇して953.34ドル、パラジウムは2.1%上昇して970.48ドルとなった。


Bangladesh News/Financial Express 20241119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-rebounds-as-dollar-rally-pauses-1731943747/?date=19-11-2024