EUトップ外交官、中東の苦難について「これ以上何も言うことはない」

[Financial Express]ブリュッセル、11月18日(AFP): 欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外相は18日、EU外相による最後の会合を議長として開くのを前に、中東情勢について「これ以上言葉がない」と述べた。

「中東で何が起きているのか説明するのに言葉が足りなかった」とボレル氏は記者団に語り、5年間の任期中にEUがイスラエルとパレスチナの紛争に介入できなかったことへの不満をかろうじて隠した。

「もう言葉がない」と彼は語った。「ガザでは約4万4000人が殺害され、地域全体が破壊され、殺害された人々の70%は女性や子供だ。」

「犠牲者の年齢層で最も多いのは9歳未満の子供たちだ」と77歳の外交政策責任者は語った。

ボレル氏は月曜日、ガザの人道的状況をめぐり、イスラエルとの政治対話(貿易関係を規定する広範な合意の一部)を一時停止するよう閣僚らに要請することを確認した。

しかし、この提案は、主要国のフランスやドイツ、イタリア、オランダを含む多くの加盟国から軽視されると予想される。

イスラエルが2023年10月7日のハマスによる前例のない攻撃への報復としてガザで壊滅的な攻撃を開始して以来、EU加盟国は紛争をめぐって深刻な分裂に陥っている。

ボレル氏は、イスラエルの行き過ぎた行為を非難する点で異端者であることが多々ある。

ロシアのウクライナ侵攻についても、ボレル氏は同様に、自国近辺での紛争が1000日目を迎える中、欧州の対応の不十分さに不満を表明した。

「我々は何度も団結できなかった。議論に時間がかかりすぎたことが多すぎる」とボレル氏は語った。

「同僚たちへの最後の呼びかけは、もっと団結し、もっと迅速に決断を下すことだ」と同氏は述べた。「ロシアは、あなたたちが考えているからといって戦争を止めているわけではない」

「行動を起こすために合意に達するのに何日も何週間も何ヶ月もかかっているのなら、地政学的大国を装うことはできない」と、12月に後任に指名されたエストニアの元首相カヤ・カラス氏に権限を委譲する予定のボレル氏は警告した。


Bangladesh News/Financial Express 20241119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/eu-top-diplomat-has-no-more-words-on-me-suffering-1731943015/?date=19-11-2024