[The Daily Star]金価格は木曜日、ウクライナとロシアの間の緊張が高まる中、安全資産としての需要に牽引され、4営業日連続で上昇した。一方、投資家は金利見通しの手掛かりを求めて米連邦準備制度理事会(FRB)の政策担当者の発言を待っている。
金現物は0745GMT時点で0.5%上昇して1オンス当たり2,663.47ドル、一方米国の金先物は0.6%上昇して2,666.20ドルとなった。
キャピタル・ドットコムの金融市場アナリスト、カイル・ロダ氏は、ウクライナ戦争の激化と「核兵器の脅威の高まりを伴うより広範な地域紛争への懸念が価格を押し上げている」と述べた。
ウクライナは、米国のミサイル発射の翌日の水曜日、イギリスのストームシャドー巡航ミサイルをロシアに向けて連続して発射した。
地政学的緊張が続く中、米国はガザでの停戦を求める国連安全保障理事会の決議を拒否権発動した。
地政学的緊張、経済リスク、低金利環境により金の魅力は高まっている。
一方、トレーダーらがドナルド・トランプ大統領の政策とFRBの見通しについて明確化を求めたため、ドルは上昇を一時停止した。
投資家は、同日遅くに発表される複数のFRB当局者の発言に注目するとともに、13時30分GMTに発表される予定の米国の新規失業保険申請件数のデータにも注目するだろう。
2人のFRB理事は水曜日、米国の金融政策について対照的な見解を示した。一方は根強いインフレを懸念し、もう一方は物価圧力の軽減に向けた進展が続くと楽観的な見方を維持した。
CME フェドウォッチツールによれば、市場では12月に25ベーシスポイントの利下げが行われる確率が52%とみられている。
ロダ氏は「来年は価格が堅調で、需要は堅調で、財政政策も緩和される兆候があることから、FRBが12月に利下げするかどうかは依然として疑問だ」と述べ、長期的には金は強気の傾向にあると付け加えた。
Bangladesh News/The Daily Star 20241122
https://www.thedailystar.net/business/news/gold-gains-fourth-day-3758826
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