英国のアズダ、業界ベテランのレイトン氏を事業責任者に復帰

[Financial Express]ロンドン、11月24日(ロイター):経営難に陥っている英国のスーパーマーケット、アズダは土曜日、小売業界のベテランであるアラン・レイトン氏が、ウォルマートへの売却前に同社を立て直した際に最高経営責任者(CEO)を務めて以来20年以上ぶりに、取締役会長として復帰すると発表した。

英国第3位の食料品店は、現在プライベートエクイティファームのTDRキャピタルが過半数を所有しているが、月次データによると、業界首位のテスコや第2位のセインズベリーなどのライバルに市場シェアを奪われている。レイトン氏は、同じくベテランのスチュアート・ローズ氏の後任となる。ローズ氏は2021年から会長を務め、9月に共同所有者のモシン・イッサ氏の後任として経営責任を引き継いだ。

ローズ氏は今月初め、アズダは「少し計画を見失った」と述べ、店舗基準の不備、商品の入手性の悪さ、以前ほど安くない価格設定などを指摘した。

しかし、彼はこのビジネスは修復可能だと語った。

同時に、アズダは第3四半期の既存店売上高が4.8%減少したと報告し、先月の新労働党政権の予算案で盛り込まれた措置により、グループに1億ポンド(1億2500万ドル)の損失が生じると警告した。

レイトン氏は1996年から2001年までアズダのCEOを務め、当時会長だったアーチー・ノーマン氏とともに事業の立て直しを図ったが、その後同社はウォルマートに67億ポンドで売却された。レイトン氏はまた、カナダの小売グループ、ロブローの社長、英国のコープとロイヤルメールの会長も務めた。

アズダは、ローズ氏は退任前に秩序ある移行を確実にするため取締役に留まると述べた。

「私にとって常に特別な場所であったこのビジネスに戻ってくることができてとてもうれしい」とレイトン氏は語った。

TDRキャピタルのマネージング・パートナー、ゲイリー・リンゼイ氏は、レイトン氏の「アズダに関する経験と理解は、彼が事業を次の発展段階に導く上で大いに役立つだろう」と語った。

ウォルマートはアズダの株式10%を保有している。


Bangladesh News/Financial Express 20241125
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/uks-asda-brings-back-industry-veteran-leighton-to-lead-business-1732472088/?date=25-11-2024