極右、ルーマニア大統領選挙での躍進を期待

極右、ルーマニア大統領選挙での躍進を期待
[Financial Express]ブカレスト、11月24日(AFP):ルーマニアでは、インフレが猛威を振るう中、日曜日に大統領選挙の第1回投票が行われ、極右指導者ジョージ・シミオン氏が有利になる可能性がある。

この投票により、ルーマニアでは議会選挙と12月8日の大統領選決選投票を含む2週間にわたる選挙が始まる。

大統領候補13人のうち、社会民主党のマルセル・チオラク首相の支持率は約25%で、続いてAUR党首のシミオン氏が15~19%となっている。

「第2ラウンドでシミオン氏に決着がつくのではないかと本当に心配だ」と、ブカレストでAFPの取材に応じたIT労働者のオアナ・ディアコヌさん(36歳)は、この極右指導者の予測不可能な性格と欧州連合(EU)への攻撃に対する懸念を表明した。

欧州各地で極右政党が選挙で勝利を重ねる中、シミオン氏(38歳)は貧しいNATO加盟国で主張を主張している。

投票所は午前7時(グリニッジ標準時午前5時)に開き、午後9時に閉まり、その後すぐに出口調査が行われる予定だ。

専門家によると、2014年以来、主に儀礼的な地位を占めてきたリベラルでウクライナの忠実な同盟者であるクラウス・ヨハニス大統領の後任を決める選挙は、大きな賭けとなる。ウクライナと国境を接するルーマニアは、2022年にモスクワが隣国を侵略して以来、重要性を増している。

シンクタンク「ニュー・ストラテジー・センター」の調査によると、黒海沿岸のウクライナは現在、NATOにとって「極めて重要な戦略的役割」を担っており、5,000人以上の兵士を駐留させているほか、ウクライナの穀物輸送にも利用されている。

「ルーマニアの民主主義は、1989年の共産主義崩壊以来初めて危機に瀕している」と政治アナリストのクリスティアン・ピルブレスク氏はAFPに語った。米国大統領選でのドナルド・トランプ氏の勝利を受けて、「状況はより複雑になっている」と同氏は付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20241125
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/far-right-hopes-for-breakthrough-in-romania-presidential-vote-1732465311/?date=25-11-2024