[Financial Express]ブリュッセル、11月25日(AFP):欧州連合(EU)は25日、EU域内から輸入されるブランデーに中国が反ダンピング措置を課す動きに対し、世界貿易機関(WTO)に正式に異議を申し立てた。
先月の北京の動きは、EUが中国製電気自動車に大幅な追加輸入関税を課したことに対するブリュッセルへの報復措置とみられる。
欧州委員会は声明で「今回の措置は、EUのブランデーに対する中国の暫定措置がWTOの規則に違反しているというEUの確固たる見解を反映している」と述べた。
中国商務省は、この措置は「合法」であり、WTOの規則に完全に準拠していると主張した。
「中国は国内産業の正当な要求と合法的な権利と利益を守る責任がある」と声明は述べた。
EU諸国が先月、ドイツの強い反対にもかかわらず、中国製電気自動車への最大35.3%の追加関税を正式に承認したことを受けて、中国はヨーロッパ産ブランデーをターゲットにした。
中国商務省は、各社が支払うと予想される税率を詳細に記したリストを発表した。コニャックメーカーのマーテルは30.6%、ヘネシーは39%、レミーマルタンは38.1%となっている。
EUは電気自動車への関税は「合理的」だと擁護し、徹底的な調査の結果、自動車メーカーに対する中国の国家補助が欧州の自動車メーカーを圧迫していると結論付けられた後にのみ、関税を課したと主張している。
中国は、中国製電気自動車に新たな関税を課すというEUの決定に対して、WTOに独自の苦情を申し立てた。
Bangladesh News/Financial Express 20241126
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/eu-launches-wto-challenge-against-chinas-brandy-duties-1732557689/?date=26-11-2024
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