[Financial Express]ロンドン、11月28日(ロイター):イスラエルがレバノン武装組織ヒズボラとの停戦協定が破られたと発表し、イスラエルの戦車が南レバノンに砲撃したこと、石油輸出国機構(OPEC)が減産延長の可能性がある会合を数日延期したことなどを受け、原油価格は木曜日に上昇した。
ブレント原油先物は12時51分時点で41セント(0.6%)上昇し、1バレル73.24ドルとなった。一方、米ウエスト・テキサス・インターミディエート原油先物は35セント(0.5%)上昇し、69.07ドルとなった。木曜日は米国の感謝祭の祝日のため、取引は低調になると予想される。
イスラエル軍は木曜日、一部は車両に乗った容疑者らが南部地域の複数の地域に到着したため停戦が破られたと発表した。
この合意は水曜日に発効し、14か月に及ぶ戦闘で破壊された国境地域の自宅に両国の人々が帰還し始めることを可能にすることを目的としていた。
中東は世界の主要な石油生産地域の一つであり、進行中の紛争は今のところ供給に影響を与えていないものの、トレーダーにとってのリスクプレミアムとして反映されている。
一方、石油輸出国機構(OPEC)とロシアを含む同盟国で構成されるOPECは、別のイベントとの衝突を避けるため、次回の政策会合を12月1日から12月5日に延期した。
また、OPEC筋は、1月に予定されている原油増産のさらなる延期について再度協議が行われるだろうと述べており、これも価格を支えている。
同グループは世界の原油の約半分を生産しているが、価格を支えるために減産を維持している。減産の解消を望んでいるが、世界的な需要の弱さから、段階的な増産の開始を遅らせざるを得ない状況となっている。
DBS銀行のスブロ・サーカー氏は、さらなる延期は既に原油価格にほぼ織り込まれていると述べた。「唯一の疑問は、延期が1か月なのか、3か月なのか、あるいはそれ以上なのかということだ」
米エネルギー情報局は水曜日、11月22日までの週に米国のガソリン在庫が330万バレル増加し、価格を若干押し下げたと発表した。これは、休暇旅行を前に燃料在庫が若干減少するとの見方に反する。
主要消費国である中国と米国における燃料需要の伸びの鈍化が、今年の原油価格の重しとなっている。
Bangladesh News/Financial Express 20241129
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-prices-up-as-israel-says-ceasefire-violated-1732806216/?date=29-11-2024
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