[Financial Express]ジュネーブ、11月29日(AFP):世界保健機関(WHO)は29日、米国で初めて子どもに鳥インフルエンザの感染例が確認されたことを受け、各国に監視を強化するよう要請した。
WHOの伝染病・パンデミック対策・予防担当ディレクターのマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は記者会見で、近年世界中でH5N1型鳥インフルエンザの感染例が少数ながら増加していることを明らかにした。
「米国や海外で世界的に本当に必要なのは、野鳥や家禽、豚や乳牛など感染しやすいことが知られている動物に対する監視をもっと強化し、これらの動物における感染経路をよりよく理解することだ」と彼女は語った。
H5N1は1996年に初めて出現したが、2020年以降、感染した哺乳類の数の増加に伴い、鳥類での発生件数が急増している。
このウイルスにより何千万羽もの家禽が死亡し、野鳥や陸生・海洋哺乳類も感染した。
ウイルス感染が急増して以来、欧州と米国で記録された感染例は、ほとんどが軽症だ。
3月には米国全土の複数の酪農場で感染が検出された。
米国の保健当局は、一般市民へのリスクは低いと考えているが、鳥や乳牛などの家畜と直接関わる人々にとってはリスクは高いとみている。
先週金曜日、米国当局はカリフォルニア州の子どもが米国で初めて鳥インフルエンザ感染の検査で陽性反応を示したと発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20241130
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/who-wants-bird-flu-surveillance-stepped-up-1732899303/?date=30-11-2024
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