インドネシアの総合インフレ率は11月に1.55%に低下

インドネシアの総合インフレ率は11月に1.55%に低下
[Financial Express]ジャカルタ、12月2日(ロイター):インドネシアの11月の年間インフレ率は1.55%に緩和し、一部食品の価格下落により2021年7月以来の低水準となったことが月曜日に発表された公式データで明らかになった。

11月のインフレ率は10月の1.71%から低下し、ロイターが調査したアナリストの予想1.50%をわずかに上回った。総合インフレ率はインドネシア銀行の目標範囲である1.5%から3.5%の下限に近い。

インドネシア統計局のアマリア・ウィディアサンティ局長代理は記者団に対し、総合インフレ率の鈍化に最も大きく寄与したのは唐辛子と一部の燃料価格の低下だと語った。

エコノミストらは、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月利下げを行うと広く予想されていることから、低インフレによりインドネシア中央銀行が政策金利を引き下げる余地が生じる可能性があると指摘した。

しかし、インドネシア銀行(BI)のペリー・ワルジヨ総裁は金曜日、ドナルド・トランプ氏の米大統領選勝利を受けて世界的に不確実性が高いままであるため、銀行の短期的な政策の焦点はルピアの安定を維持することだと述べた。

ダナモン銀行のエコノミスト、ホシアンナ・シトゥモラン氏は「インドネシア銀行は通貨動向の安定に重点を置いているため、引き続き慎重な姿勢を維持する可能性が高い」と述べた。

「しかし、12月17日〜18日の連邦公開市場委員会(FOMC)会合で25ベーシスポイントの利下げが行われるとの予想に沿って、12月に利下げの余地はある。」

政府管理価格と変動の激しい食品価格を除いたコアインフレ率は、11月に前年比2.26%と若干上昇し、2023年7月以来の高水準となった。これは10月の2.21%、アナリスト予想の2.20%と比較して高い。


Bangladesh News/Financial Express 20241203
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/indonesias-headline-inflation-eases-to-155-per-cent-in-nov-1733161799/?date=03-12-2024