[Financial Express]オスロ、12月4日(AFP):資産総額約1兆8000億ドルを誇る世界最大のノルウェー政府系ファンドは、倫理的な理由からイスラエルとロシアのグループを除外した。
このファンドを管理するノルウェー中央銀行は火曜日遅く、イスラエルの通信グループ、ベゼックの保有株を売却したと発表した。
同社は、国際法上違法とされる、占領下のヨルダン川西岸のイスラエル入植地へのサービス提供の疑いで告発されている。
同ファンドに投資指導を行う諮問機関である倫理委員会は、ベゼックがヨルダン川西岸のパレスチナ地域にも通信サービスを提供しているという同社の主張に注目していると述べた。
しかし、このことは「同社がヨルダン川西岸のイスラエル入植地に物理的に存在し、通信サービスを提供することで、これらの入植地の維持と拡大の促進に貢献しているという事実に勝るものではない」と同社は述べた。
「そうすることで、同社自身が国際法違反に加担していることになる」
同基金はまた、ロシアの防衛産業に鉄鋼を供給しているロンドン株式市場に上場しているロシアの鉄鋼会社エブラズの株式も売却し、それによって「ロシアがウクライナに対する不法な侵略戦争を継続する」ことを可能にしたと同評議会は述べた。
同評議会がエブラズ氏に「多数の」質問をしたが回答がなかったため、同評議会はファンドに対し同社をポートフォリオから除外するよう勧告した。
6月30日時点で、同ファンドはベゼック株の0.76%(当時の価値は約2,370万ドル)とエブラズ株の0.96%(当時の価値は140万ドル)を保有していた。
ノルウェー中央銀行は保有資産の売却後にのみ投資撤退の決定を発表する。
ノルウェー政府の石油・ガス収入を投資するこのファンドは、世界最大の単一投資家であり、71カ国の約8,800社の株式を保有し、世界の総時価総額の1.5%を占めている。
Bangladesh News/Financial Express 20241205
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/norways-wealth-fund-excludes-two-firms-from-israel-russia-1733333921/?date=05-12-2024
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