[Financial Express]ロンドン/モスクワ/ドバイ 12月5日(ロイター):石油輸出国機構(OPEC)は、原油増産計画を2025年1月から4月まで延期することで合意した。また、OPEC関係者によると、同グループは2026年末までに減産を完全に解除するためにさらに1年かかる予定だ。
世界の原油の約半分を生産するOPECは、2024年10月から減産の縮小を開始する計画だったが、世界的な需要の減速とOPEC域外の生産量増加により、計画を何度も延期せざるを得なかった。
OPECは石油輸出国機構(OPEC)とロシアなどの同盟国で構成されている。同機構は木曜の11時GMTにオンライン協議を開始し、12時30分GMTの時点で協議は継続中だった。
同グループの供給削減にもかかわらず、世界の石油指標であるブレント原油は今年、おおむね1バレル70~80ドルの範囲で推移しており、9月に69ドルを下回る2024年最安値を記録した後、木曜日には1バレル73ドル付近で取引された。
ブレント原油は12時37分現在、24セント(0.3%)高の1バレル72.55ドル。ロイターが取引遅延を報じる前は72.84ドルだった。
米ウエスト・テキサス・インターミディエイト(WTI)原油は25セント(0.4%)上昇し、1バレル68.79ドルで取引された。
OPEC加盟国は、市場を支えるために2022年以降合意した一連の措置の一環として、世界需要の約5.7%に相当する日量586万バレルの生産を抑制している。
この措置には、グループ全体による日量200万バレルの削減、8カ国による第1段階の自主的削減として日量165万バレル、同じ8カ国による第2段階の自主的削減として日量220万バレルの削減が含まれる。
関係筋によると、OPECは木曜日、200万バレル/日と165万バレル/日の減産を2025年末から2026年末まで延長することで合意した。
220万の削減の段階的な解除は2025年4月から始まり、2026年9月まで続く予定だ。
同グループはまた、当初の計画である2025年1月からの増産開始ではなく、4月から2026年9月末までアラブ首長国連邦(UAE)が日量30万バレルの増産を行うことを許可することに合意した。
Bangladesh News/Financial Express 20241206
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/opec-delays-oil-output-hike-until-april-extends-cuts-into-2026-1733414529/?date=06-12-2024
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