[The Daily Star]インドの米の在庫は12月初めに過去最高に急増し、政府目標の5倍以上に達し、世界最大の主食輸出国である同国からの海外出荷が増加する可能性がある。
インド食糧公社がまとめたデータによると、精米前の籾を含む州の穀倉地帯にある米の備蓄は12月1日時点で4410万トンとなり、政府目標の760万トンを上回った。
12月1日時点の小麦在庫は目標の1,380万トンに対して2,230万トンとなった。
米の在庫が増えれば、インドは国内供給を危険にさらすことなく出荷量を増やすことができる。昨年はモンスーンの雨が不規則に降り、インド政府は全等級の米の輸出を制限した。
豊作が期待されたため、インドは砕米を除くすべての等級の米に対する輸出規制を撤廃した。
穀物貯蔵庫が溢れる中、インドの農家は今年の夏季の米の収穫高が1億2000万トンに達し、総米生産量の約85%を占める記録的な収穫高となった。
新しい作物の収穫が始まるにつれ、インド食糧公社の在庫は今後数カ月でさらに増加する見込みで、世界第2位の米生産国である同国では貯蔵に関する懸念が高まっている。
インド食糧公社は、10月1日に始まった販売年度に、夏に新たに播種された米を4,850万トン購入すると予想されており、これは2023~24年に農家から購入した4,630万トンから増加することになる。
今年のモンスーンによる大雨により、農家は作付け面積を拡大した。
米とは異なり、インドは小麦の輸出を許可していない。
インドの小麦価格は、旺盛な需要、供給不足、供給増強のための政府倉庫からの在庫放出の遅れにより、過去最高値に急騰した。
Bangladesh News/The Daily Star 20241215
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/indian/news/indias-rice-stocks-surge-record-high-3776321
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