[Financial Express]クアラルンプール、12月16日(ロイター):マレーシアのパーム油先物は16日、2営業日連続で下落して引けた。競合の大豆油の下落を受けて正午の上昇分を失ったが、リンギット安で下落は抑えられた。
マレーシア証券取引所の指標先物は、終値で1.2%下落し、1トン当たり4,758リンギット(1,069.21ドル)となった。先物は先週4%以上下落した。
ムンバイに拠点を置くサンビン・グループの商品調査責任者、アニル・クマール・バガニ氏は、原油パーム油先物は下落して始まったが、競合油、特に大豆油と菜種油の安定を受けて、正午の休憩前に安値買いで回復したと述べた。
「マレーシアリンギの下落とアジア時間帯の菜種油先物価格の力強い回復が、パーム油に対する強気の見方をさらに後押しした」と同氏は述べた。
クアラルンプール在住のトレーダーも、リンギット安がパーム油価格を支えていると述べた。
パーム油の貿易通貨であるリンギットはドルに対して0.07%下落し、外貨を保有する買い手にとってパーム油の価格が下落した。
大連商品取引所で最も取引量の多い大豆油先物は0.08%下落したが、パーム油先物は0.58%上昇した。シカゴ商品取引所(ボクヴ1)の大豆油価格は1.57%下落した。鄭州商品取引所の菜種油先物契約は1.55%上昇した。
マレーシアのパーム油委員会は先週金曜日、熱帯油の世界第2位の生産国である同国で、大雨により収穫が打撃を受け、12月の同国のパーム油生産量は4か月連続で減少する見通しだと発表した。
Bangladesh News/Financial Express 20241217
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/palm-oil-futures-end-lower-1734370593/?date=17-12-2024
関連