[Financial Express]ロンドン、12月18日(ロイター): ロンドン市場で銅価格は2週間以上ぶりの安値を付けた後、小幅上昇したが、最大の消費国である中国の需要を巡る懸念や米連邦準備理事会(FRB)の金利決定を控えた警戒感から引き続き圧迫されている。
ロンドン金属取引所(LME)の3カ月物銅価格は、12月2日以来の安値となる8,950ドルを付けた後、11時05分GMT時点で0.3%上昇し、1トン当たり9,017.50ドルとなった。
電力や建設に使用される銅は、投資家がドナルド・トランプ次期米大統領が警告した輸入関税の動向と、中国の経済回復の道筋の明確化を注視する中、1か月間狭い範囲で取引されている。
成長に依存する金属に対するセンチメントは、中国の11月の一連のデータによって今週さらに打撃を受けた。同国の工業生産は予想を上回って伸びたにもかかわらず、小売売上高の伸びは鈍化し、市場は失望した。
供給面では銅を支え、中国の公式統計データは水曜日、11月の精錬銅生産量が1.6%減少して113万トンになったことを示した。
一方、アルミニウム価格は0.1%下落し、1トン当たり2,541ドルとなった。中国の11月のアルミニウム生産量増加を受け、アルミニウム価格は2営業日連続で1か月ぶりの安値付近で取引されている。
INGの商品アナリスト、エワ・マンタイ氏は「長期的には、アルミニウム価格はより強気の見通しで、予想される供給不足が高水準で支えとなる可能性が高い」と述べた。
米連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合ではいわゆるタカ派的な利下げが実施されると予想されており、金利は引き下げられるものの、今後は利下げ幅が縮小される可能性は低いと示唆されている。水曜日、米ドルは堅調に推移した。
焦点は、FRB当局者が来年どの程度金利を引き下げると考えているかだ。借入コストの低下は、成長に依存する金属の見通しを支える。
その他の金属では、亜鉛が0.9%下落して1トン当たり3,007.50ドル、鉛が0.6%下落して1,974.50ドル、錫が0.7%上昇して29,195ドル、ニッケルが0.1%下落して15,485ドルとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20241219
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/copper-edges-up-after-hitting-two-week-low-1734539671/?date=19-12-2024
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