[Financial Express]ロイター通信によると、投資家は12月18日までの週に、最近の市場急騰を受けて米連邦準備制度理事会(FRB)の政策会合がタカ派的な結果になるとの見通しから、慎重な姿勢と利益確定に努め、過去15年間で最速のペースで株式ファンドを清算した。
LSEGリッパーのデータによれば、投資家は今週、世界の株式ファンドから純額372億2000万ドル相当を売却した。これは2009年9月以来、一週間としては最大の額だ。
米連邦準備制度理事会(FRB)は水曜日、予想通り利下げを行い、利下げ回数を減らすとともに来年のインフレ率上昇を予想した。ジェローム・パウエル議長が注意の必要性を強調したことを受け、世界的に株式市場が急落した。
MSCI世界指数は今週3%以上下落し、3か月半ぶりの週間下落率を記録する見込みだ。
投資家は米国株式ファンドから502億ドル相当の資産を売却し、2009年9月以来最大の週間純売却額を記録した。一方、欧州とアジアのファンドはそれぞれ92億1,000万ドルと17億4,000万ドル相当の純購入を経験した。
一方、世界のセクター別ファンドは過去14週間で最大の週次流出額となる総額26億5,000万ドルを記録し、テクノロジー部門とヘルスケア部門はそれぞれ13億7,000万ドルと7億3,700万ドルの純売却に直面した。
世界の債券ファンドは52週連続で投資家の関心を集め、8カ月ぶりの低額ではあるものの、純購入額は約23億6000万ドルとなった。
企業ファンドとローン参加ファンドには、それぞれ20億1,000万ドルと11億2,000万ドルの多額の資金流入があった。一方、国債ファンドからは5億9,400万ドルの流出があり、3週連続で純売却となった。
マネー・マーケット・ファンドは約510億2000万ドルの純売却を記録し、5週間で4回目の流出となった。
商品部門では、金・貴金属ファンドから16億7000万ドルが流出し、2022年7月以来最大となった一方、エネルギーファンドからは2億1500万ドルの流出となった。
29,603のファンドを対象としたデータによると、新興国株式は売り圧力が高まり、株式ファンドは約1年ぶりの大幅な52億7,000万ドルの純流出を記録し、債券ファンドも7億1,000万ドルの純流出となった。
Bangladesh News/Financial Express 20241221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-face-huge-outflows-ahead-of-fed-rate-decision-1734711689/?date=21-12-2024
関連