IFC、地方債発行の承認を政府に促す

[Financial Express]国際金融公社(IFC)は、国内の産業・事業融資市場で発行予定のバングラデシュ・タカ(BDT)建て債券について政府に最終承認を求めたと当局者が明らかにした。

IFCのバングラデシュ担当カントリーマネージャー、マーティン・ホルトマン氏は今月初め、経済関係局(ERD)に宛てた書簡で、借入証書がすぐに発行されるよう要請した。

世界銀行グループの民間金融部門であるIFCは4年前に債券発行に関する議論を開始し、一連の会議を経て2021年7月に最初の同意要請書を提出した。

それ以来、交渉は継続され、ERDと財務省は一定の条件の下でIFCの提案を支持してきた。

当局者らによると、ERDは先週火曜日、IFCが国内債券の発行を承認できるかどうか財務省に最終意見を求めた。

財務省の高官はフィナンシャル・タイムズに対し、バングラデシュの国内債券市場で販売されるタカ建て債券の発行について意見を述べる前に「内部でこの問題を議論している」と語った。

タカ建て債券は、資金を必要とする国内の産業や機関に財政支援を提供する。

IFCはバングラデシュの証券取引所で債券を発行することで資金を調達し、地元企業に投資することになる。

IFCは現在、グローバルファンドからさまざまなバングラデシュの民間企業や会社に融資を行っている。

当局者らは、バングラデシュの民間企業は事業拡大や新規事業の立ち上げのために膨大な資金需要を抱えていると話す。「タカ建て債券は、IFCが地元企業の事業拡大に資金を提供するのに役立つだろう」とある当局者は語る。

2019年11月、IFCはバングラデシュでの事業と資金分配の拡大を支援するため、ロンドン証券取引所で8億タカ(950万米ドル)相当のBDT建て「バングラ債」を発行した。

政府は債券市場を活性化し、銀行ではなく証券取引所から長期投資を呼び込みたいと考えている。しかし、同国の債券市場は今のところ形が整っておらず、銀行は入札企業や産業ベンチャーに絡む巨額の不良債権に苦しんでいる。

長期的な産業投資は現在、銀行部門によって全額融資されており、銀行部門に圧力をかけている。銀行関係者によると、多数の大口借り手が債務不履行に陥れば、銀行の財務状況は悪化する。

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Bangladesh News/Financial Express 20241221
https://today.thefinancialexpress.com.bd/last-page/ifc-prods-govt-for-nod-to-local-bond-launch-1734718349/?date=21-12-2024