米銀行、不透明なストレステストをめぐりFRBを提訴

[The Daily Star]米国の大手銀行が率いる企業連合は火曜日、連邦準備制度理事会(FRB)を相手取って訴訟を起こし、中央銀行の年次ストレステストの実施は「不透明」で経済成長に有害だと批判した。

「われわれは長年、ストレステストの枠組みに対する深刻な懸念と改革の必要性を強調してきた」と、米国で業務を行う米大手銀行、大手地域金融機関、国際銀行を代表する銀行政策研究所は述べた。

BPIは、米国商工会議所、米国銀行協会、オハイオ州銀行連盟を含む連合を率いており、2008年の世界金融危機後に施行された改革に伴うFRBのストレステストの実施に異議を唱えている。大手銀行は、2008年以降の資本要件は過剰であり、融資を必要とする企業に有害であると主張することが多い。

BPIは「現在の不透明な体制は、世界市場のショックとオペレーショナルリスク賦課に関する明確な基準の欠如と相まって、不正確で不安定かつ過剰な資本賦課を生み出し続け、融資と経済成長の減少をもたらしている」と述べた。

連銀はコメント要請にすぐには応じなかった。連銀は月曜日、ストレステストの「透明性を改善し、必要な資本バッファーの変動性を低減するための重要な変更」について、近日中に一般からの意見を求める予定であると発表した。

連銀の声明では、15年以上前にテストが開始されて以来、大手銀行の資本水準は2倍以上に増加し、1兆ドル以上増加したと指摘されている。

「理事会はストレステストとは別の方法で銀行システムへの追加リスクを評価する探索的分析を継続する」とFRBは月曜日に述べた。「この分析は銀行監督と金融安定性評価に役立てられるだろう。」

BPIは月曜日の連銀の声明を「透明性と説明責任に向けた第一歩」として歓迎したが、同グループは「われわれの法的権利を守るためにこの訴訟を起こすことが必要だ」と考えている、とBPIのグレッグ・ベア社長は述べた。


Bangladesh News/The Daily Star 20241226
https://www.thedailystar.net/business/global-economy/news/us-banks-sue-fed-over-opaque-stress-tests-3784521