日本政府、高齢化と防衛に過去最高の予算を承認

[Financial Express]東京、12月27日(AFP):日本政府は金曜日、人口の高齢化に伴う社会福祉や地域の脅威に対処するための防衛への支出を増額する、記録的な来年度予算を承認した。

内閣が承認した2025年4月からの1年間の予算115兆5000億円(7300億ドル)には、防衛費8兆7000億円が含まれている。

これには社会保障費も含まれており、前年の37.7兆円から約38.3兆円に増加している。

防衛省は説明文書で、日本は第2次世界大戦以来「最も厳しく複雑な安全保障環境」に直面していると述べ、石破茂首相の警告を繰り返した。

日本は戦後平和主義憲法を制定しており、軍事力は表面上は防衛目的のものに限定されている。

しかし、2022年に主要な安全保障・防衛政策を更新し、中国がもたらす課題を明確に概説し、2027年までに防衛費をGDPの2%というNATOの基準まで倍増させることを約束した。

金曜日に承認された8兆7000億円は、自衛隊への新兵募集を支援する対策や、沖縄の地元住民と日米軍との関係改善に役立てられる。

また、北朝鮮が発射した弾道ミサイルなどの衛星情報や、中国と係争中の領土を含む日本周辺海域での船舶の動向を収集するシステムにも資金が投入される。

石破首相は木曜日、読売新聞が主催したイベントで「防衛力の強化は、私たちが積極的に取り組んでいることだ」と述べた。

「軍の戦車や車両がどれだけ優れていても、それを動かす人材が不足すれば意味がない」と首相は述べ、新兵不足を解消すると約束した。

この国が直面しているもう一つの課題は、慢性的な出生率の低さと移民に対する慎重な姿勢によって引き起こされる人口の高齢化だ。

日本は世界でも有数の高齢化社会であり、今年、65歳以上の人口の割合は過去最高の29.3%に達した。

予算案は国会で承認される必要があるが、与党である自民党と連立与党の公明党は10月の総選挙で過半数を失ったため、野党の協力が必要になる。

石破氏は、連立政権を15年間で最悪の総選挙結果に導いたにもかかわらず、首相の地位に留まった。

議会の上院議員選挙は2025年夏に行われる予定。


Bangladesh News/Financial Express 20241228
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-market/japan-govt-approves-record-budget-for-ageing-population-defence-1735316915/?date=28-12-2024