[Financial Express]ロンドン、シンガポール 12月27日(ロイター): 金曜日、米ドルは年間約7%の上昇に向かう一方、日本円は4年連続の下落となる見通し。トレーダーらは、米国の力強い経済成長により、連邦準備制度理事会(FRB)が2025年にかけて利下げに慎重になるだろうと予想した。
主要通貨に対するドル指数は0.08%上昇して108.06となり、月間上昇率2.2%に近づき、2025年には6.6%高で終える見込みだ。
ドルは今月、対円で5.5%上昇に近づいており、弱体化した日本円に対しては2024年には11.8%上昇する見通しだが、ユーロは2年ぶりの安値付近にとどまっている。
米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は今月初め、予想通り0.25ポイントの利下げを行った後、米中央銀行当局者は「さらなる利下げには慎重になるだろう」と述べた。
米国経済はまた、規制緩和、減税、関税引き上げ、移民政策の厳格化を提案しているドナルド・トランプ次期大統領の影響にも直面しているが、経済学者はこれらを経済成長促進とインフレの両方をもたらすとみている。
一方、トレーダーらは、日本銀行が金融政策を緩和的な水準に維持し、欧州中央銀行がさらなる利下げを実施すると予想している。
金曜日の円は1ドル=157.75円と、7月以来の水準で推移し、ユーロは12月18日に付けた1.04ドル前後の安値をわずかに上回る1.042ドルで取引された。
トレーダーらは2025年に米国の利下げが37ベーシスポイント(ブプス)行われると見込んでいるが、6月までは金利引き下げが金融市場に完全に織り込まれず、その頃にはユーロ圏経済の減速に伴いECBは預金金利を1パーセントポイント引き下げて2%にすると予想されている。
日銀は今月、利上げを控えた。上田一男総裁はトランプ大統領の政策が明確になるまで待つことを希望すると述べ、米国の関税が世界貿易に打撃を与えることに対する各国の中央銀行の不安の高まりを強調した。
今のところ、世界の株価指数における米国株の優位性と、アジアと欧州の通貨安が輸出業者の追い風となっていることから、米国の金融引き締め政策が世界の株価に重くのしかかることは避けられている。
MSCIの広範な世界株価指数は金曜日に0.1上昇し、今週は1.5%上昇し、ウォール街のS先物取引はSMSCIの日本を除くアジア太平洋地域の株式の最も広範な指数は週間で1.5%上昇し、東京の日経平均株価は週末に2%上昇して終了した。
欧州株は低迷し、ストックス600は金曜日は横ばい、今週は0.3%上昇した。
Bangladesh News/Financial Express 20241228
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/dollar-set-for-big-annual-gain-as-traders-brace-for-high-us-rates-1735315737/?date=28-12-2024
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