[Financial Express]ロイター通信によると、世界の株式ファンドは12月25日までの週に急激な資金流入を記録した。これは前週の大幅な純売却から回復したもので、米国のインフレ報告が穏やかだったことや、ワシントンが政府閉鎖を回避したことで投資家のリスク資産への信頼が回復したことが背景にある。
LSEGのデータによれば、投資家は世界の株式ファンドに343億8000万ドルもの巨額をつぎ込んだ。これは6週間で最大の額で、その前の週の純売却額は368億4000万ドルだった。
先週金曜日に商務省が発表した報告書によると、PCE価格指数は11月に0.1%上昇したが、これはアナリストの予想よりも低く、来年の連邦準備制度理事会によるさらなる利下げへの期待が回復した。
米国の株式ファンドには205億6000万ドルが流入し、8週間で7回目の流入となった。一方、欧州とアジアのファンドにも多額の資金流入があり、それぞれ51億1000万ドルと28億4000万ドルが流入した。
世界のセクター別株式ファンドは3週連続で純流出となり、総額24億8000万ドルとなった。具体的には、ヘルスケアファンドから8億1000万ドル、消費者裁量ファンドから6億3900万ドル、金属・鉱業セクターファンドから4億8000万ドルが流出した。
世界の債券ファンドは、12月11日に終了した51週連続の流入に続き、2週連続で14億7000万ドルの純売却を記録した。
世界の高利回り債券ファンドは過去8カ月で最大の資金流出を記録し、今週の純売却額は29億9,000万ドルに達した。一方、投資家は短期債券ファンドに17億8,000万ドルを注入した。
投資家はマネー・マーケット・ファンドに169億5000万ドルの純増額を計上し、2週間の純減額を逆転させた。
商品分野では、金・貴金属ファンドが12億5,000万ドルの純流入を記録し、過去9週間で最大の週間流入額となった一方、エネルギーファンドは2億1,200万ドルの純流出となった。
一方、新興市場ファンド29,565本を対象としたデータによると、株式ファンドは7週連続で純売却額17億5,000万ドルと好調を維持しており、債券ファンドも純流出額9億5,700万ドルを記録した。
Bangladesh News/Financial Express 20241228
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/global-equity-funds-regain-inflows-on-us-inflation-relief-1735315717/?date=28-12-2024
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