インド企業は2024年に社債を通じて記録的な資金を調達

[Financial Express]ムンバイ、12月30日(ロイター):インド企業による社債による資金調達は、利回りの低下と長期債への需要の高まりに支えられ、2024年に過去最高を記録し、投資家は2025年も社債の発行が堅調に続くと予想している。

情報提供会社プライム・データベースのデータによると、インド企業は12月27日までに債券発行を通じて10兆6700億ルピー(1248億1000万ドル)を調達し、2023年比9%増となった。

投資銀行エクイラスの債券部門責任者、ビナイ・パイ氏は「企業が多様化の必要性を感じたことで資金調達が活発化し、預金の伸びが鈍化したことで銀行融資が若干落ち着く」と述べた。

インド経済の名目成長率は10~12%にとどまると予想されており、信用も12%以上伸びるはずで、需要は銀行と債券市場に分散される可能性があると同氏は述べた。

オンライン取引プラットフォーム、ボンドバザールの創設者スレシュ・ダラク氏は「インド国債が複数の国際債券指数に採用されたことを受けて投資家の需要が高まり、発行額の増加は容易に吸収される可能性が高い。これにより国内投資家にさらなる投資機会がもたらされる」と述べた。

社債利回りは今年、国債利回りに追随して25~50ベーシスポイント低下した。

インド中央銀行は2月から金利引き下げを開始すると予想されており、2025年前半には少なくとも50ベーシスポイントの引き下げが行われる可能性が高いため、利回りはさらに低下するだろう。

銀行からの融資が減少すると、企業は2025年に社債市場から資金を借り入れる方向に直行するだろう。

国営銀行の取締役は匿名を条件に、銀行は信用預金格差の拡大に対する中央銀行の懸念を和らげるために信用の伸びを抑えていると述べた。

バローダ銀行は10月に2025年度の信用および預金の伸びの見通しを引き下げ、インドステイト銀行は先月、預金の伸びの見通しを引き下げた。


Bangladesh News/Financial Express 20241231
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/indian-firms-raise-record-funds-via-corporate-debt-in-2024-1735581916/?date=31-12-2024