[Financial Express]ロンドン、1月10日(ロイター): 米経済が12月に予想を大幅に上回る雇用を創出したことを示すデータが出たことを受け、ドルは上昇したが、米株価は急落した。投資家の間では、米金利は今年あまり下がらないかもしれないとの見方が強まった。
労働省は、12月の非農業部門雇用者数が25万6000人増加したと発表した。これは、11月の下方修正された21万2000人から増加しており、ロイターがエコノミストを対象に行った調査で予想されていた16万人の増加を上回った。
失業率は4.2%で変わらないとの予想に対し、4.1%に低下した。
主要通貨バスケットに対して6週連続の上昇となるドルは、米国債利回りの急上昇に押されて0.4%上昇し109.68ドルとなったが、データ発表後、ユーロ、円、ポンドは下落した。
S金利変動の影響を受けやすい小型株の株価は最も強い圧力を受け、ラッセル2000指数は1日で1.7%下落した。
「雇用創出が堅調で失業率が低いことは、健全な経済の指標となることが多い。当然ながら楽観的な見方につながるが、さらなる金利引き下げを期待する投資家にとっては若干の失望を招く可能性がある」とチャールズ・シュワブUKのマネージング・ディレクター、リチャード・フリン氏は述べた。
市場によれば、トレーダーらは現在、連邦準備制度理事会(FRB)が今年中にわずか30ベーシスポイントの利下げを行うと予想しているが、雇用統計発表前の利下げは約45ベーシスポイントだった。
指標となる10年米国債利回りは前日の4.7%から8ベーシスポイント上昇し、4.761%で取引され、14カ月ぶりの高水準となった。
「債券利回りの上昇は今後も続くとみられ、これは株式市場にとって悪いニュースだ。10年国債の利回りが5%に達することは本当にあり得るのだろうか?年初が穏やかに始まるという希望は完全に消え去った」とプレミア・ミトン・インベスターズの最高投資責任者ニール・ビレル氏は語った。
Bangladesh News/Financial Express 20250111
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/us-stocks-drop-dollar-up-after-jobs-data-dashes-rate-expectations-1736524342/?date=11-01-2025
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