[Financial Express]テヘラン、1月12日(AFP):イランは軍事演習を拡大し、同国西部と中央部にある2つの核施設を追加で対象としたと国営メディアが日曜に報じた。
ペルシャ語で「可能性」を意味する「エクテダル」と名付けられたこの演習は先週始まり、3月中旬まで続く予定だ。この演習にはイラン軍のイデオロギー部門であるイラン革命防衛隊(IRGC)と陸軍が参加する。
IRGCは火曜日、今回の演習は当初、イラン中部のナタンツ核濃縮工場に重点が置かれると発表した。
国営テレビは日曜、「演習は現在、イラン中部と西部にあるフォルドゥとコンダブの核施設で行われている」と報じた。
同報告書によると、これらにはミサイルやレーダー部隊、電子戦部隊、電子情報・偵察司令部が関与し、「攻撃と防衛の任務」を遂行しているという。
軍事活動は、ドナルド・トランプ次期米大統領のホワイトハウス復帰を前に、イランの核開発計画が厳重に監視される中で行われている。
トランプ大統領は最初の任期中、2015年にイランと結んだ核合意から米国を離脱させ、またイラクでの無人機攻撃で革命防衛隊の将軍を殺害するよう命じた。
イランは1月13日にスイスでフランス、英国、ドイツとの核協議を行う予定だ。
米国のニュースサイト「アクシオス」は1月、ジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が、トランプ大統領が就任する1月20日までにイランが核兵器開発に着手した場合、米国がイランの核施設を攻撃する可能性があるという選択肢をジョー・バイデン大統領に提示したと報じた。
イラン外務省報道官エスマイル・バカイ氏は報道を批判し、同国の核施設に対する脅迫は「国際法の重大な違反」だと述べた。
イランは、自国の核開発計画は完全に平和目的であると主張しており、核兵器を開発する意図を否定している。
国際原子力機関(IAEA)の核監視機関によると、イランは近年濃縮ウランの製造を増やしており、非核兵器国の中では60%に濃縮されたウランを保有する唯一の国だという。
Bangladesh News/Financial Express 20250113
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/iran-military-expands-drills-to-cover-two-nuclear-sites-1736693860/?date=13-01-2025
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