ブラジルのオレンジジュース輸出量、7月から12月にかけて20%減少

[Financial Express]サンパウロ、1月15日(ロイター):ブラジルのオレンジジュース輸出は2024/25年産上半期に前年同期比19.7%減少したと、輸出業者団体シトラスBRが15日発表した。

ブラジルの柑橘類ジュース輸出企業をまとめる柑橘類BRによると、このラテンアメリカの国は、この期間に約53万5600トンのオレンジジュースを輸出した。

ブラジルは世界最大のオレンジジュースの生産国および輸出国であり、ブラジルとフロリダでのオレンジの供給が減少する中、ニューヨークではブラジルの冷凍濃縮果汁の国際価格が史上最高値付近で推移している。

近年、ブラジルの主要栽培地域におけるオレンジの生産量は、悪天候や生産性を低下させる不治の病であるグリーニング病の蔓延により減少している。

研究センターフンデシトラスが12月に発表した最新の見通しによると、ブラジルの主要地域の現在の収穫量は30年ぶりの低水準に近づいている。

柑橘類BRのエグゼクティブディレクター、イビアパバ・ネット氏は、ブラジルからの輸出量の減少は消費量の減少という状況の中で起きていると指摘した。

「この業界は中小規模の作物の5周期に直面しており、国際的な基準によれば、前例のない価格上昇は需要の減少が避けられないことを示している」とネット氏は声明で述べた。

柑橘類BRがまとめた政府データによると、ブラジルのオレンジジュース輸出収入は、国際価格の上昇により7月から12月にかけて42.7%増加し、18億8000万ドルに達した。

ヨーロッパは、この期間、ブラジル産オレンジジュースの最大の買い手としての地位を維持し、総出荷量の42.7%を占めた。


Bangladesh News/Financial Express 20250116
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/brazil-orange-juice-exports-volume-falls-20pc-from-july-to-dec-1736954494/?date=16-01-2025