[Financial Express]東京/シンガポール(ロイター) - 原油価格は金曜日に上昇し、4週連続の上昇に向かっている。ロシアのエネルギー貿易に対する米国の最新の制裁が供給を圧迫し、スポット取引価格と船積み料金を押し上げたためである。
ブレント原油先物は、午前8時4分時点で55セント(0.7%)高の1バレル当たり81.84ドルで取引されており、今週これまでに2.6%上昇している。
バイデン政権は先週金曜日、ロシアの石油生産者とタンカーを標的としたより広範な制裁を発表し、それに続いてロシアの軍需産業基盤と制裁回避の試みに対するさらなる措置を講じた。
アナリストらは、世界の石油タンカー船団の約10%が現在、米国の制裁対象となっていると推定している。輸送能力の低下と、山東港湾集団が米国の制裁対象タンカーの入港を禁止したことで、石油供給が逼迫し、買い手は代替原油を求めて争奪戦を強いられている。
フジトミ証券のアナリスト、田澤俊孝氏は「ロシアの石油生産者とタンカーに対する米国の制裁による供給懸念と、米国の利下げの可能性による需要回復への期待が相まって、原油市場は支えられている」と述べた。
「米国の寒波により灯油需要が増加すると予想されることも、もう一つの支援要因だ」と同氏は付け加えた。
投資家らはまた、ドナルド・トランプ大統領が来週月曜日にホワイトハウスに戻った後、さらなる供給混乱が発生するかどうかを不安に思いながら見守っている。
INGのアナリストらは調査ノートで「高まる供給リスクは引き続き原油価格を幅広く支えている」と記し、トランプ新政権は原油の二大供給国であるイランとベネズエラに対して厳しい姿勢を取ると予想されると付け加えた。
需要増加への期待が原油市場にいくらかの支援を与えた。データは世界最大の経済大国である米国のインフレが緩和していることを示し、金利引き下げへの期待を強めた。
米連邦準備制度理事会(FRB)のクリストファー・ウォーラー理事は木曜日、インフレは引き続き緩和し、米中央銀行が予想よりも早く、より速いペースで金利を引き下げる可能性があると述べた。
一方、金曜日のデータは、多くの中国人が生活水準が悪化したと感じているものの、中国経済は昨年、政府の目標である5%成長を達成したことを示した。
政府のデータによると、中国の石油精製所の2024年の生産量は、パンデミックに見舞われた2022年を除いて20年以上ぶりに減少した。燃料需要の停滞と利益率の低下を受けて、各工場が生産量を削減したためだ。
また、イエメンの海上安全保障当局者が、イスラエルとパレスチナ過激派組織ハマスとのガザ戦争の停戦合意を受けて、フーシ派民兵が紅海での船舶への攻撃停止を発表すると予想されると述べたことも、原油価格の重しとなった。
Bangladesh News/Financial Express 20250118
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/oil-climbs-set-for-4th-week-of-gains-as-us-sanctions-hit-supply-1737126700/?date=18-01-2025
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