[Financial Express]同国のトウモロコシ生産量は、飼料産業や食品加工産業からの需要急増により、昨年度(2023~24年度)に過去最高を記録した。
公式統計提供機関であるバングラデシュ統計局(BBS)の最新データによると、冬作物と夏作物を合わせて、生産量は51万3000ヘクタールの土地から過去最高の487万トンを記録した。
生産量は、農家が455万トン以上を収穫した23年度と比べて7.0%という驚異的な増加となった。
農林水産省は54万3000ヘクタールから581万トンを収穫することを目標としていた。
バングラデシュ小麦・トウモロコシ研究所所長サラディン・アハメド博士は、バングラデシュの気候はトウモロコシ栽培に適しており、農家は徐々に他の作物からトウモロコシ栽培に切り替えていると述べた。
「新たに開発された種子により、生産量が600万トンに増加すると期待している」と同氏は述べ、飼料産業からの需要が急増する中でトウモロコシの価格が高騰しているため、農家はトウモロコシ栽培にますます関心を寄せていると付け加えた。
しかし、バングラデシュ飼料産業協会(FIAB)によれば、トウモロコシの価格は現在1クグあたり38~42タカである。
農業経済学者のゴラム・ハフィーズ・ケネディ教授は、北部地域では1ビガ(33デシマル)の土地でトウモロコシを最低30マウンド(1.2トン)生産できると語った。農家は40~60パーセントの利益を上げることができるが、これは他の穀物や作物では考えられないことだ。
FIAB事務局長のモハマド・ナズルル・イスラム氏は、業界は少なくとも年間650万トンのトウモロコシを必要としていると述べた。「地元のトウモロコシの方がタンパク質が豊富で栄養価が高いのに、私たちは年間100万~200万トンを輸入している」と同氏は付け加えた。
同氏によると、地元産トウモロコシの50~60%は家禽類の飼料に、12%は家畜の飼料に、15%は魚の飼料に使用され、残りは食品加工産業、菓子製造業、レストランで使用されているという。
同氏は、トウモロコシサイレージが家畜の飼料として従来の牧草に取って代わっており、新たな収入源となっていると述べた。
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Bangladesh News/Financial Express 20250119
https://today.thefinancialexpress.com.bd/metro-news/maize-production-hits-all-time-high-of-487m-tonnes-in-fy24-1737218990/?date=19-01-2025
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