選挙ではなく平和が優先

[Financial Express]ランカウイ、1月19日(ロイター):東南アジア諸国は19日、ミャンマー軍事政権に対し、内戦が激化する中での選挙実施計画は優先事項ではないと伝え、軍事政権に対話を開始し、直ちに敵対行為を終わらせるよう求めた。

東南アジア諸国連合(ASEAN)は加盟国ミャンマーの交戦国に対し戦闘停止を要請し、軍事政権の代表に対し人道支援のアクセスを妨害なく認めるよう伝えたと、今年ASEAN議長国を務めるマレーシアの外務大臣が述べた。

「マレーシアはミャンマーが何を考えているのか知りたい」と、マレーシアのモハマド・ハサン外相はランカウイ島での閣僚級会合後の記者会見で述べた。「我々はミャンマーに対し、選挙は優先事項ではないと伝えた。今は停戦が最優先だ」

ミャンマーは、2021年初頭に軍がノーベル賞受賞者のアウン・サン・スー・チー氏の選出された文民政権を打倒して以来、混乱状態が続いている。この政権は民主化を求める抗議活動を引き起こし、それが拡大する武装蜂起へと変貌して国土の広範囲を掌握した。

軍事政権は、多方面で打撃を受け、経済が破綻し、数十の政党が禁止されているにもかかわらず、今年、選挙を実施する予定である。批評家らは、この選挙は代理を通じて将軍らを権力の座に留めておくための見せかけだと広く非難している。

マレーシアは、ミャンマー危機の特使に元外交官のオスマン・ハシム氏を任命したと発表した。国連によると、ミャンマーでは人口の3分の1以上にあたる約2000万人が支援を必要としており、人道支援のニーズは「警戒レベル」に達している。

モハマド氏はオスマン氏が「近々」ミャンマーを訪問すると述べた。

オスマン氏は、ミャンマーのすべての関係者を説得して、クーデターの数カ月後に発表されて以来進展がないASEANの5項目の和平計画を実行するよう求める任務を負っている。

ASEANは、遵守しなかったとして、統治軍将校らの会議出席を禁止した。


Bangladesh News/Financial Express 20250120
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/peace-not-election-is-priority-1737300889/?date=20-01-2025