ガザの住民が瓦礫の中を家路へ

[Financial Express]エルサレム、1月19日(AFP):イスラエルとハマスの間で待望されていた停戦が当初の遅れの後発効したことを受け、避難を強いられ戦争に疲れたガザ地区の住民数千人が日曜日、荒廃したパレスチナ自治区を横断して自宅へ帰還した。

停戦は予定より約3時間遅れて始まったが、その間イスラエル軍はガザ地区での作戦を継続していると述べ、同地区の民間防衛機関は爆撃で19人が死亡、25人が負傷したと報告した。

15か月以上にわたる戦争で、ガザ地区の住民の大半が何度も避難を余儀なくされた後、テントや衣類、個人の持ち物を抱えた何千人ものガザ地区住民が自宅へ戻る姿が見られた。

ジャバリア北部では、数百人のガザ地区の住民が砂の道を流れ下り、瓦礫の山と破壊された建物が点在する終末的な風景へと戻ってきた。

そして南部の主要都市ハン・ユニスでは、人々が近づいてくる帰国を祝った。

「私はとても幸せです」とワファ・アル・ハビールさんは語った。「戻ってガザの大地と土にキスをしたいです。ガザ(市)が恋しいですし、私たちの愛する人たちに会いたいです。」

停戦はグリニッジ標準時午前6時30分(同午前8時30分)に開始される予定だったが、初日に解放される人質のリストをめぐる土壇場での論争により停滞した。停戦の仲介国であるカタールはその後、停戦が発効したことを確認した。

人質・行方不明家族フォーラムのキャンペーン団体は、解放される予定の3人の女性がエミリー・ダマリ、ロミ・ゴネン、ドロン・スタインブレッチャーであると特定した。

イスラエル軍が警告

ガザの人々は反対

接近する勢力、

緩衝地帯

イスラエル軍は、日曜午前6時30分(グリニッジ標準時)に発効する停戦に先立ち、ガザ地区住民に対し、軍に近づいたり緩衝地帯へ向かって移動したりしないよう警告した。

「安全のため、緩衝地帯やイスラエル国防軍に向かわないよう強く要請する」と軍報道官のアビチャイ・アドラエ氏はテレグラムで述べた。「現段階では、緩衝地帯に向かったり、ガザ渓谷を経由して南から北へ移動したりすることは危険を伴う。これらの地域に向かう者は誰でも自らを危険にさらすことになる」

最初のトラックが運ぶ

援助が到着

ガザで停戦:国連

国連は、イスラエルとハマス間の停戦が発効したことを受けて、人道支援物資を積んだトラックが日曜日にガザに入ったと発表した。

パレスチナ自治区の国連人道問題調整事務所(OCHA)暫定代表のジョナサン・ウィットオール国連援助担当官はXテレビで、「日曜朝の停戦発効から数分後には、最初の物資を積んだトラックが入り始めた」と語った。

「ここ数日、人道支援パートナーらは、ガザ全域に大量の援助物資を積み込み、配布する準備に向け、大規模な取り組みを進めてきた。」

地域の不安定化

ハマスが

権力を維持する

イスラエルはガザと語る

イスラエルのギデオン・サール外相は日曜日、パレスチナの武装組織ハマスがガザ地区で権力を握り続けるなら中東は不安定なままだろうと警告した。

「もしハマスが権力の座に居続ければ、ハマスが引き起こす地域の不安定化は続くかもしれない」とサール氏は記者会見で述べた。

ガザでの停戦発効に際し、サール氏はイスラエルはハマスの政府および軍事力の解体を含め、ハマスとの戦争のあらゆる目標を達成することに全力を尽くしていると述べた。

国際社会が恒久的な停戦を望むのであれば、ガザにおける軍事力と支配組織としてのハマスの解体が含まれなければならないと彼は付け加えた。


Bangladesh News/Financial Express 20250120
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/gazans-head-home-through-rubble-1737299490/?date=20-01-2025