裁判所はACCにナフィーズ・サラファトのドバイの不動産を差し押さえるよう命令

[The Daily Star]ダッカの裁判所は昨日、汚職防止委員会(ACC)に対し、パドマ銀行元会長のチョウドリ・ナフィーズ・サラファト氏が所有するドバイの3ベッドルームのアパートと5ベッドルームの別荘を没収するよう命じた。

ダッカ首都圏上級特別裁判所のモハンマド・ザキル・ホサイン判事は、ACC副局長で調査チームの責任者であるモハンマド・マスドゥール・ラーマン氏がこの件に関して申請を提出したことを受けて、この命令を下した。ACC検察官のミール・アハメド・アリ・サラム氏が汚職撲滅団体を代表してこの申請を提出した。

1月7日にデイリー・スター紙が発表した「ドバイの太陽の下で富を蓄える」と題する調査記事では、チョウドリ・ナフィーズ・サラファト氏を含む19人のバングラデシュ人がドバイに所有する不動産の詳細が明らかになった。

報道によると、ナフィーズ・サラファト氏がドバイに所有する2つの不動産の価値は少なくとも1億4000万タカで、3ベッドルームのフラットはブルジュ・ハリファ地区、5ベッドルームのヴィラはダマック・ヒルズ地区にあるという。

サラファト氏は、現在捜査が続いていることを理由にドバイの不動産についてコメントを控えた。しかし、非居住バングラデシュ人や二重国籍者は海外に不動産を所有できると付け加えた。

デイリー・スター紙が記事を掲載した1月7日、ダッカ首都圏上級特別裁判所は、ナフィーズ・サラファト氏とその妻、息子が銀行や株式市場から88億7千万タカを横領した疑いで、ダッカとガジプールのさまざまな地域にある22戸のアパートを没収するようACCに命じた。

昨年10月7日、同じ裁判所はサラファト氏に対して渡航禁止令を出した。

サラファト氏はシェイク・ハシナ政権時代の警察や諜報機関の高官らの支援を受けてパドマ銀行を掌握したとされる。

サラファト氏は昨年1月、健康上の理由を理由にパドマ銀行(旧農民銀行)の会長を辞任した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250123
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/crime-justice/news/court-orders-acc-seize-nafeez-sarafats-dubai-properties-3806241