[Financial Express]ロイター通信によると、金価格は前日に約3か月ぶりの高値を付けた後、市場参加者がドナルド・トランプ米大統領の政権による政策のさらなる明確化を待つ中、木曜日には下落した。
金現物は12時46分時点で0.4%下落し、1オンス当たり2,744.49ドル。水曜日の10月31日以来の高値を付けた。米国の金先物は0.7%下落し、2,751.20ドルとなった。
「スポット価格は技術的に買われ過ぎの状態にあり、これは若干のテクニカルな引き戻しが予想されることを示唆している」とエクシニティ・グループの主任市場アナリスト、ハン・タン氏は述べた。
金の相対力指数は64で、価格が70から始まる「買われすぎ」の領域に近づいていることを示唆している。
タン氏は「トランプ大統領の政策がインフレヘッジや安全資産への需要を押し上げれば、金は心理的な3000ドルの水準に向けてさらに上昇するだろう」と述べた。
トランプ大統領は、2月1日からカナダとメキシコに約25%、中国に10%の関税を課すことを提案している。また、欧州からの輸入品への関税の可能性にも言及したが、具体的な詳細は明らかにしなかった。
金は経済的、地政学的混乱の中では安全な投資と考えられているが、金利が上昇すると利息が付かなくなるため金の魅力は低下する。
連邦準備制度理事会は、経済成長が安定しインフレが低下する中、1月28日と29日に会合を開くが、トランプ大統領の政策提案による不確実性に直面する可能性が高い。
CMEグループのフェドウォッチによると、トレーダーらは米中央銀行が基準金利を据え置く可能性を96%と見ている。
トランプ大統領はまた、ウクライナ戦争を終わらせる合意がすぐに成立しなければ、ロシアと「他の参加国」に税金、関税、制裁を課すと警告した。
ロシアは世界最大のパラジウム生産国であり、米国への主要なパラジウム供給国である。
パラジウムは0.5%上昇して1オンス当たり982.25ドル。スポット銀は1.5%下落して30.33ドル、プラチナは横ばいの944.30ドル。
Bangladesh News/Financial Express 20250124
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/gold-slips-as-traders-await-clarity-on-trumps-policies-1737656690/?date=24-01-2025
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