[Financial Express]ワシントン、1月25日(AFP):ドナルド・トランプ米大統領は25日、イスラエルが長らく検討してきた選択肢であるイランの核開発計画に対する軍事攻撃を回避したいと述べた。
イランの核施設に対する軍事行動を支持するかとの質問に対し、トランプ大統領は記者団に対し、この問題について「非常に高位の人物」と協議する予定だと述べた。
トランプ大統領はイランの核問題について「心配することなく解決できるだろう」と述べた。
同氏は軍事行動について「それ以上の措置を取らずに解決できれば本当に素晴らしい」と語った。
イランとの外交的見通しについてトランプ氏は、「イランが合意に達することを期待している。もし合意に達しなくても、それはそれで構わないと思う」と述べた。
トランプ大統領は最初の任期中に、バラク・オバマ前大統領の下で交渉された核合意から離脱し、広範囲にわたる制裁を課し、イランの聖職者主導の政府を存亡の脅威と呼んでいるイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相から賞賛を得た。
イランに「最大限の圧力」をかけると誓ったトランプ大統領は、2020年にバグダッドでイランの上級司令官カセム・ソレイマニを殺害する攻撃も命じた。
しかしトランプ大統領は、より広範な軍事行動を求める声を控え、再選を果たして以来、イランに対して強硬な姿勢を取った顧問らと距離を置いている。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、億万長者の起業家でトランプ大統領の側近でもあるイーロン・マスク氏は選挙後にイランの高官と会談し、緊張緩和を求めたという。
イラン警備隊の行動
湾岸での海軍演習
イランの革命防衛隊は、一連の全国的な軍事演習の一環として、金曜日にペルシャ湾と戦略的なホルムズ海峡で海軍演習を実施したと国営メディアが報じた。
国営テレビが放映した訓練には高速艇、対岸ミサイル、地対地ミサイルが使われたが、これはペルシャ語で「力」を意味する「エクテダル」と呼ばれる一連の演習の一部で、1月初めに始まり3月中旬まで続く予定だ。
イラン軍とイスラム革命防衛隊(IRGC)が参加している。
「この演習のメッセージは、近隣諸国への平和と友好、そして我々が戦略的に敏感なこの地域の安全を自らの力で確保できるということだ」と革命防衛隊のアリレザ・タンシリ海軍司令官は国営テレビに語った。
3つの戦略的島、グレーター・トゥンブ島、レサー・トゥンブ島、アブ・ムーサ島は、世界の石油生産量の5分の1が通過するホルムズ海峡近くの湾に位置しています。
これらは何十年にもわたりアラブ首長国連邦とイランの間の争いの原因となってきた。
タンシリ氏は、この演習は「域外勢力によるあらゆる侵略に対抗するために行われるものであり、もし敵がこの地域におけるわが英雄国家の利益を脅かそうとするならば、間違いなく非常に強力な対応を受けるだろう」と付け加えた。
これまでの訓練では、軍は最新鋭の偵察船を公開したほか、イラン西部と中央部にあるイランの核施設の警備訓練も実施した。
米国のドナルド・トランプ大統領がホワイトハウスに戻る中、イランの核開発計画が厳重に監視される中で軍事活動が行われている。
トランプ大統領は就任後最初の任期中、2015年にイランと結んだ核合意から米国を離脱させ、隣国イラクで米国の無人機攻撃により、イラン防衛隊のベテラン司令官カセム・ソレイマニ氏の殺害を命じた。
Bangladesh News/Financial Express 20250126
https://today.thefinancialexpress.com.bd/world/trump-hopes-to-avoid-strikes-on-iran-n-sites-1737818435/?date=26-01-2025
関連