ハシナ政権下で流用された160億ドルの回収にグローバル企業が雇用される

[The Daily Star]フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、バングラデシュ銀行は、前アワミ連盟政権とつながりのある有力実業家に2兆タカ(164億ドル)を失ったとされる銀行の「資産品質調査」を行うため、世界的な会計事務所EY、デロイト、KPMGを雇った。

アフサン・マンスール知事は、バングラデシュ金融情報局が横領によって取得された疑いのある資産を追跡し、回収するために11のチームを結成したと述べた。これらのチームは責任者の訴追にも協力する。

調査は、シェイク・ハシナ元首相とその親族、モハメド・サイフル・アラム氏が率いる複合企業Sアラム・グループを含む10の大手企業と個人に焦点を当てる予定だ。

報告書によると、調査は6つの銀行にも及ぶ予定で、そのうち5つはSアラムに関連する株式を保有している。

マンスール氏は、KPMGのスリランカ事務所が調査に協力しているが、EYとデロイトはまだコメントしていないと述べた。

「我々は資産のパフォーマンスを判断し、債務不履行者を特定し、法廷監査を実施することを目指している」と彼は語った。

汚職防止委員会(ACC)はすでに、融資を通じて113億タカを横領した疑いで、アラム氏の息子を含む数名を告訴している。

ダッカの裁判所は事件に関連する財産の差し押さえを命じた。

しかし、フィナンシャルタイムズの報道によると、アラム氏の弁護士は、これらの申し立てを「根拠がない」と否定し、紛争が解決しない場合は国際仲裁に訴えると警告している。

ユヌス政権は資金回収のため、米国財務省や英国の汚職対策機関を含む国際機関と協力している。

「国際社会からの反応に勇気づけられている」とマンスール氏はフィナンシャルタイムズに語った。「政治家もこのことに気付いており、国内でも国民の圧力を受けてこの運動を支持することを期待している」


Bangladesh News/The Daily Star 20250127
https://www.thedailystar.net/business/economy/news/global-firms-hired-recover-16b-siphoned-during-hasinas-regime-3809206