「経済が私の最優先事項」

「経済が私の最優先事項」
[The Daily Star]経済の車輪を再び回すことは、約6か月前に政権を握った暫定政府の長、ムハマド・ユヌス教授の最重要課題だ。

先週、世界経済フォーラムの合間にダボスで行われたフィナンシャル・タイムズ紙とのインタビューで、同首席顧問は自身の戦略のほか、シェイク・ハシナ政権崩壊後の政府トップへの自身の突然の出世、彼女を打倒した学生主導の蜂起、そして政変後のバングラデシュの可能性などについて語った。

昨日ポッドキャストとして公開されたインタビューで、ノーベル平和賞受賞者は、現在の最優先事項は何かと尋ねられた。

「最優先事項、第一は経済を再び活性化させることだ。経済全体が壊滅状態にあるからだ」と彼は語った。

「国全体を支配している人々による強盗の対象にしてしまったようなものだ。彼らはすべてを盗んだ。銀行は彼らが金を奪ったため空っぽで、銃を突きつけて銀行を乗っ取るのは簡単だ」と前政権の活動に言及して同氏は語った。

彼によると、変化した政治情勢の中で、学生たち自身が政党を結成する可能性も一つあるという。

ユヌス氏は、学生たちは誰も知らないので議席を一つも獲得するチャンスはない、と多くの人が考えているが、それは首席顧問の考えではないと述べた。

「私は、国民全体が彼らのことを知ってると言った。彼らにチャンスを与えて、何をしたいとしても、やらせよう。そうすれば彼らはやるだろう」と彼は語った。

インドは、バングラデシュはユヌス政権下で非常に脆弱であり、イスラム主義者が国を乗っ取っていると主張しているとフィナンシャルタイムズが指摘すると、同首席顧問はそのような兆候は見られないと述べた。

政府が直面している「巨大な問題」について問われると、ユヌス氏は「問題に対処してください。国内的にも世界的にも多大な支援があるのだから、問題から逃げてはいけません。他に何が必要ですか?」と答えた。

バングラデシュ経済の将来について語った同氏は、アイデアと技術を駆使して沸き立つ膨大な数の若者を指摘した。「彼らはバングラデシュで生まれ育ちながらも国際的な若者たちだ」

同氏は、バングラデシュは衣料品産業が「我々に投げつけられた」ときに何ができるかを世界に示したと述べた。機械や車両を製造する機会が与えられれば、バングラデシュは同じことができるだろう。

同氏は、ネパールは十分な土地を確保しており、電力が問題であれば、ネパールの水力発電で解決できると述べた。「インドにネパールを説得して、インドに水力発電を任せればよいだけだ」


Bangladesh News/The Daily Star 20250131
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/economy-my-top-priority-3812691