中国の市場規制当局は「信頼の安定」が鍵と語る

[Financial Express]北京、2月1日(ロイター):中国の金融市場規制当局トップは1日、政府が先端技術への資本アクセス改善に取り組む中、「市場の安定、信頼の安定、期待の安定」が優先事項であると述べた。

中国の株式市場が下落していた1年前に中国証券監督管理委員会のトップに就任した呉清氏は、北京が一連の景気刺激策を打ち出した9月下旬以来、規制当局は信頼回復に努めてきたと述べた。

ウー氏は、これらの措置は中国を「金融大国」にし、革新的な技術を持つ企業に資本市場からの資金調達機会を創出するという習近平国家主席の目標を支援するものだと述べた。

「今日の世界では、金融は大国間の戦場となっている」と呉氏は中国共産党の公式政策誌「求是」に掲載された発言の中で述べた。

中国の優良株CSI300指数は、北京が9月下旬に金融・財政刺激策を発表して以来20%以上上昇しているが、市場は当初の上昇分の半分以上を失った。

多くの海外投資家は、ドナルド・トランプ米大統領の中国に対する計画と北京の対応についてより明確な説明を求めている。

トランプ大統領は金曜日、中国からの製品に10%の関税を課すほか、カナダとメキシコからの輸入品にも25%の関税を課すと発表した。

しかし、木曜日に放送されたフォックスニュースのインタビューでは、貿易に関しては中国と合意できると信じていると述べていた。

呉氏は論文の中で、中国の資本市場の焦点は「規模の拡大」から、習主席が「新たな生産力」と名付けた人工知能、バイオサイエンス、ロボット工学などの産業の発展を優先する方針に沿って、主要技術へのより的を絞った支援へと移行したと述べた。

規制当局は、中国の株式市場と債券市場の規模は世界第2位であり、上場企業数も多いにもかかわらず、イノベーションに対する資金援助が十分ではないと述べた。

同氏は「構造が合理的ではない。上場企業の科学技術内容が低すぎるうえ、市場はイノベーションや産業革新を支援する役割を十分に果たしていない」と述べた。


Bangladesh News/Financial Express 20250202
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