リビアでバングラデシュ人20人が死亡の恐れ

リビアでバングラデシュ人20人が死亡の恐れ
[The Daily Star]先週、リビアのブレガ近郊の地中海で船が転覆し、死亡したバングラデシュ人と思われる遺体20体が、北アフリカの同国に埋葬された。

バングラデシュ外務省は昨夜、メディアに宛てたメッセージで、犠牲者の身分証明書は見つからず、埋葬を担当した赤新月社は犠牲者はバングラデシュ人であるとみていると述べた。

遺体は腐敗が進んでいたため、金曜日にブレガから約40キロ離れたアジュダビヤに埋葬されたという。

この事件は、ベンガジに拠点を置く東リビア政府の管轄下にある地域で発生した。同省のメッセージによると、バングラデシュ大使館は現場を訪問するために必要な許可をまだ得ていないという。

一方、BRACのシャリフル・ハサン副ディレクター(移民・若者プラットフォーム)は昨夜ソーシャルメディアに投稿し、死者の大半はマダリプールとシャリアトプールの出身で、一部はバイラブの出身だと述べた。

同氏は、リビア駐在のバングラデシュ大使館と犠牲者の家族からの情報に基づいてそう語った。

「私の情報によると、少なくともあと3人の遺体が打ち上げられた可能性がある。集団には少なくとも25人がいた。2人は生きていると思うが、どこにいるかは分からない。事故がどのようにして起きたのかは不明だ」と彼は書いた。

同氏は、2024年に地中海を渡ろうとする国民が最も多い国の中でバングラデシュが第1位であると述べた。昨年だけでも、1万3044人のバングラデシュ人がこのルートを通ったことが確認されている。

バングラデシュ大使館は先週の船の転覆事故で死亡したバングラデシュ人の数を確認できていない。

「ボートの転覆で数人のバングラデシュ人が死亡した可能性があると聞いているが、まだ確認されていない」と大使館職員は昨夜デイリー・スター紙に語った。

同当局者は、許可が得られ次第、大使館のチームが現地に赴き、情報収集や死亡者の身元確認を行い、遺体がバングラデシュ人であれば本国送還の手配を行うと述べた。

1月30日、リビア駐在のバングラデシュ大使館はフェイスブックページで、過去2日間にブレガの海岸から移民の遺体数体が回収されたと発表した。大使館によると、遺体は移民を乗せた船が地中海で転覆し、海岸に打ち上げられたという。

大使館は、この事件で死亡、負傷、または被害を受けた可能性のあるバングラデシュ人に関する情報をお持ちの方は、申し出るよう呼びかけた。関係者は、大使館のFacebookページまたは公式携帯電話番号218916994202および218916994207から連絡できる。


Bangladesh News/The Daily Star 20250202
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/20-bangladeshis-feared-dead-libya-3813876