米国の資金削減はロヒンギャ危機を悪化させる:トゥヒド氏

米国の資金削減はロヒンギャ危機を悪化させる:トゥヒド氏
[The Daily Star]トゥーヒド・ホセイン外務顧問は昨日、米国の新政権による資金削減の可能性により、ロヒンギャ危機への取り組みがさらに複雑化するだろうと述べた。

「100万人以上のロヒンギャ族に対する外国援助はすでに減少しており、米国の資金削減は状況をさらに悪化させるだろう」と同氏は首都の外交アカデミー(FSA)でのセミナーで述べた。

ダッカ大学国際関係学部がFSAと協力してこのイベントを企画した。

2017年の流入以来、バングラデシュはロヒンギャ危機への対応に苦慮している。昨年はミャンマー軍とラカイン州アラカン軍の紛争が激化する中、さらに約8万人のロヒンギャが流入し、状況は悪化した。

トランプ新政権は、緊急食糧支援は依然としてその管轄外であるものの、外国資金援助プロジェクトを見直す大統領令を発令した。

国連によれば、2024年にロヒンギャ支援に必要な8億5,240万ドルのうち、援助国は5億4,890万ドルを提供し、そのうち米国は総額の55%にあたる3億100万ドルを拠出している。

「多くの人がロヒンギャ危機をバングラデシュの問題と見ているが、これは世界的な問題だ。ロヒンギャが絶望すれば、バングラデシュだけでなく地域全体の課題となるだろう」と顧問は語った。

国際社会は支援を提供するために前進しなければならないと彼は付け加えた。

別のセッションでは、元大使のM・フマユン・カビール氏が、ミャンマーとバングラデシュ両国が変化を経験しており、新しい世代が新たな視点から危機を見ていると述べた。

「解決策に到達するために、ミャンマー国内外の複数の勢力と連携する新たな方法を見つけるかもしれない」と彼は語った。

DU IRのニロイ・ランジャン・ビスワス教授は、世界的および地域的な地政学的利益が危機を複雑化させていると述べた。

DU IR准教授のオバイドゥル・ハック氏は、バングラデシュがこの問題を解決するには戦略的なアプローチが必要であると強調した。


Bangladesh News/The Daily Star 20250204
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/us-fund-cuts-worsen-rohingya-crisis-touhid-3815441