エジプト、シェルとトタルエナジーズと30億ドルのLNG契約を締結

[Financial Express]ロンドン、2月6日(ロイター):エジプトは、2025年の需要を満たすために液化天然ガス(LNG)60隻を確保するため、シェルおよびトタルエナジーズと約30億ドルの契約を結んだと、3人の商社関係者がロイター通信に語った。

アラブ諸国の中で最も人口の多いこの国は昨年、天然ガスの純輸入国に戻り、国内生産の急激な減少を受けて数十隻の天然ガスを購入し、欧州への供給国となる計画を断念した。

共同組織データ・イニシアチブのデータによると、エジプトの国内供給量は2024年9月に7年ぶりの低水準に落ち込んだ。主な原因は、ゾフルガス田の生産量の減少と電力消費量の増加だ。

公に話す権限がないため名前を明かすことができなかった情報筋は、60隻の貨物が今年の同国の需要の大半をカバーするだろうと語った。

シェルはロイターの取材に対しコメントを控えた。トタルエナジーズとエジプト石油省はロイターのコメント要請に直ちには応じなかった。

ロイター通信は11月、エジプトがよりコストのかかるスポット市場での購入への依存を減らすため、米国やその他の外国企業とLNGの長期購入について協議していると報じた。

エアコン用にガスが必要となる暑い夏の需要を満たすため、エジプトはスポット市場で数十個のLNGを購入したが、その際には1~2ドルのプレミアムを支払わなければならなかった。

外貨不足に直面するエジプトの財政的負担に加え、LNGスポット価格は、カイロがLNG入札を開始した当時の100万英熱量単位(ッムブツ)あたり約12ドルから、2025年には平均14ドル以上に上昇している。

エジプトは1月、2月から3月にかけての引き渡しを目的としたLNG貨物4隻の入札を行った。ある情報筋によると、需要、市場状況、価格次第で今年後半にもスポット入札を行う可能性があるという。

コンサルタント会社「エナジー・アスペクツ」のデータによると、国内のガス生産量は2028年末までにさらに22.5%減少すると予想されている。一方、アナリストらは、同国の電力消費量は今後10年間で39%増加すると予想している。


Bangladesh News/Financial Express 20250207
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/egypt-signs-3b-lng-deals-with-shell-and-totalenergies-1738866063/?date=07-02-2025