[Financial Express]サンパウロ、2月6日(ロイター) - ブラジルのコーヒー業界は、コーヒー価格の高騰により、苦境に立たされている消費者を引き付けようと、一部の企業が地元市場でいわゆる「偽コーヒー」の提供を拡大していることを懸念している。
ブラジルのコーヒー焙煎業者協会ABICは最近、コーヒーとして販売されているが、ほとんどがコーヒー豆から作られていない粉末製品が食料品に含まれていることを明らかにした。
「これは明らかに消費者を騙そうとする試みだ」とABICの事務局長セリリオ・イナシオ・ダ・シルバ氏は述べ、これらの粉末にはコーヒーの皮や葉などの廃棄物、その他の野菜の果肉、人工コーヒー香料が含まれている可能性があると付け加えた。
世界最大のコーヒー豆生産国であり、米国に次いでコーヒー消費量第2位のブラジルでは、コーヒー価格が過去3か月で50%以上上昇した。生産国での天候不順による供給不足により、世界価格は史上最高値に達した。
ABICは、ブラジルの保健当局と農業省に連絡を取り、そのような製品が合法的に販売されているかどうかを尋ねたと述べた。
同社によると、そうした商品の一つは「オフィシアル・ド・ブラジル」という。パッケージは地元で販売されている焙煎・挽きブランドのものと似ており、熱いコーヒーカップの写真が描かれている。
パッケージの説明には「伝統的なコーヒー風味飲料」と書かれています。その下の小さな文字で「人工コーヒー風味」と書かれています。
「私たちはそれがコーヒーだと言ったことはありません」とオフィシアル・ド・ブラジルを生産するマスター・ブレンズは声明で述べた。
同社は「高価格に苦しむ消費者層の需要に応えるために製品を開発した」と述べ、この製品は政府の認可を受けていると付け加えた。
ブラジルの食品医薬品規制当局ANVISAは、この製品の承認状況に関するコメント要請にすぐには応じなかった。
このような製品は現在、ブラジルでは通常のコーヒーの約3分の1の価格で販売されている。
Bangladesh News/Financial Express 20250207
https://today.thefinancialexpress.com.bd/trade-commodities/brazil-roasters-fret-over-fake-coffee-as-prices-soar-1738866020/?date=07-02-2025
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