ドイツの工場受注は急増、しかし見通しは依然として暗い

[Financial Express]フランクフルト、2月6日(AFP):ドイツの12月の鉱工業受注は予想以上に回復したことが木曜日のデータで明らかになったが、当局者は、苦戦する欧州最大の経済大国にとって、これが持続的な回復の始まりとなる可能性は低いと警告した。

連邦統計局デスタティスの暫定データによると、ドイツの将来の事業活動の指標として注目されている新規受注は前月比6.9%増加した。

これはファクトセットが調査したアナリストによる1.6%上昇の予想を上回り、11月の5.2%下落に続くものとなった。

しかし、デスタティスによれば、2024年全体では工場受注は前年比3%減少したという。

世界的な需要の低迷、中国との熾烈な競争、エネルギー価格の高騰により、ドイツの経済生産の約5分の1を占める工業部門は打撃を受けている。

12月の急増は、航空機、船舶、列車、軍用車両を含む輸送機器の製造の受注が前月比50%以上増加したことによるものだった。

しかし経済省は、ここ数カ月の受注は全体的に停滞しており、「業界に好転の兆しはまだ見られない」と指摘し、大幅な増加の重要性を軽視した。

LBBW銀行のアナリスト、イェンス・オリバー・ニクラッシュ氏は、最近の受注増加が力強い回復の兆しを示しているかどうかは「疑わしい」と付け加えた。

「ドイツ産業にとって本当の試練は、米国との予想される貿易紛争の始まりとともにやってくる」とニクラッシュ氏は語った。

ドナルド・トランプ大統領は、欧州連合(EU)が米国に対して多額の貿易黒字を抱えていることから、EUに対し広範囲にわたる関税を課すと警告した。


Bangladesh News/Financial Express 20250207
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