戦争目的でロシアに人身売買したとして女性を逮捕

[The Daily Star]警察の刑事捜査局(CID)は、戦争への強制参加のためにロシアに人身売買した容疑で女性を逮捕した。

逮捕されたファビア・ゼリン・タマンナさんはドリームホーム・トラベルズ・アンド・ツアーズのパートナーで、水曜日の夜、ネパールへの逃亡を試みていたところダッカ空港で逮捕されたと、CID特別警視(メディア)のジャシム・ウディン・カーン氏が語った。

同氏によると、人身売買組織は、チョコレート工場や清掃員、料理人として月給20万~25万タカの高給取りの仕事を約束して被害者を誘い込んでいたという。

この口実の下、まず10人がウムラビザでサウジアラビアに送られた。

ウムラを行った後、彼女たちはロシアに人身売買され、スルタンという男に売られ、その後、強制労働者としてロシア兵に引き渡された。

約束された仕事の代わりに、彼らはウクライナとの戦闘を強いられたとCID当局者は語った。

拒否した人々は食事の剥奪を含む厳しい肉体的、精神的拷問を受けた。最終的には戦闘に強制されたと当局者は付け加えた。

CIDによると、ナトールのシングラ出身のフマーユン・カビールさんは戦争で死亡し、ダッカのケラニガンジ出身のアミヌルさんは重傷を負った。

犠牲者の中には、ナルシンディ・パラッシュ出身の24歳のアクラム・ホサイン氏がおり、訓練キャンプから脱出し、1月26日にバングラデシュに帰国した。その後、彼は他の犠牲者の家族と連絡を取った。

彼の情報に基づき、アミヌルの妻ジュムル・アクテルはバナニ警察署に訴訟を起こした。

捜査の結果、CIDはファビア・ゼリン・タマンナを空港で逮捕した。

予備尋問で彼女は関与を認めた。

CIDはまた、別の10人の被害者グループがサウジアラビアに取り残されていることも発見した。

戦争への強制徴兵を知った後、彼女たちはロシア行きを拒否し、人身売買業者にパスポートを没収された。その結果、彼女たちはサウジアラビアで働くことも、母国に帰ることもできなくなっている。

CIDは、現在ロシアにいるファビアさんの兄のトゥヒンが、犠牲者を戦争に参加させるよう説得する上で重要な役割を果たしたと述べた。CIDは政府やNGOと協力して犠牲者の本国送還に取り組んでいると当局者は付け加えた。


Bangladesh News/The Daily Star 20250207
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/news/woman-held-trafficking-people-russia-war-3818026