インドの声明は「不当かつ予想外」

インドの声明は「不当かつ予想外」
[The Daily Star]外務省報道官ラフィクル・アラム氏は昨日、ダンモンディ32番地にあるバンガバンドゥ氏の自宅の取り壊しに関するインド政府のコメントは不適切かつ予想外のものだと述べた。

ラフィクル氏は記者団に対し、シェイク・ハシナ氏がニューデリーの避難所から行った政治的発言はバングラデシュ国民に好意的に受け止められなかったと語った。

「2月5日、前首相の発言をめぐって事態が生じた。暫定政権はすでに立場を明らかにしている」と同氏は記者団に語った。

2月6日、インド外務省(MEA)報道官ランディール・ジャイスワル氏は、シェイク・ムジブル・ラフマンの歴史的な邸宅が破壊されたことは残念だと述べた。

「バングラ人のアイデンティティと誇りを育んだ独立運動を重んじる人々は皆、この住居がバングラデシュの国民意識にとって重要であることを認識している。この破壊行為は強く非難されるべきだ」と彼は語った。

ラフィクル外相は昨日、「隣国でいくつかの事態が起きているのを我々は見てきた。しかしバングラデシュは他国の内政についてはコメントしない。バングラデシュは他国にも同じことを期待している」と述べた。

バングラデシュとインドの関係は、8月5日に大規模な暴動が起き、退陣したシェイク・ハシナ首相がインドに逃亡して以来、緊張が続いている。

ダッカは昨年12月、数々の人道に対する罪で起訴されているハシナ首相の引き渡しをインド政府に要請した。また、ハシナ首相の声明発表を阻止するようインド政府に要請した。

先週、外務省はダッカ駐在のインド高等弁務官代理のパワン・バデ氏を召喚し、ハシナ首相の発言に対して抗議した。

2月7日、インド外務省はバングラデシュ駐インド高等弁務官代理のヌラル・イスラム氏を召喚し、「インドはバングラデシュとの前向きで建設的かつ相互に利益のある関係を望んでいる」と伝えた。

数人のバングラデシュ人がロシア・ウクライナ戦争に関与しているという報道に関して、ラフィクル外相は、外務省がモスクワ駐在のバングラデシュ代表部にこの件の調査を命じたと述べた。

メディアの報道によると、人身売買組織のバングラデシュ人被害者数名が戦争に関与していたという。

「ある機関がバングラデシュ人をロシアに送り込み、戦争に強制的に参加させたことが判明した。ロシアのバングラデシュ大使館にこの件の調査を依頼した」と広報担当者は述べた。

法執行機関はバングラデシュでもエージェントを逮捕し、こうした犯罪に関与した旅行エージェントやリクルートエージェントに対して措置を取るよう指示した。

政府は空港と入国管理局に注意を払うよう指示した。

ラフィクル氏は以前、バングラデシュ人のスレイマン・カビール氏がロシア・ウクライナ戦争に強制参加させられたと述べていた。同氏はその後モスクワのバングラデシュ大使館に避難し、同大使館が帰国の手配をした。

「困っている人がバングラデシュ大使館に連絡すれば、大使館は彼らを本国に送還する措置を取るだろう。」

外務省がロシア政府にこの件を報告したかどうかとの質問に対し、報道官は、これは人身売買であり、政府は関与していないと述べた。「関係機関すべてに警告した」

コンゴ民主共和国での戦争を受けて、爆撃によりいくつかの建物が破壊されたが、バングラデシュの平和維持軍は無傷だったと彼は語った。

ラフィクル氏は、バングラデシュ空軍の貨物機がウガンダに移送され、ヘリコプター3機が安全のため別の場所に移動されたと述べた。

バングラデシュの平和維持軍を除いて、コンゴに居住するバングラデシュ国民はいない、と彼は述べた。

最新の国連統計によれば、反政府勢力M23とコンゴ民主共和国軍との戦闘の結果、1月初旬以来2,900人が死亡し、約70万人が避難を余儀なくされ、さらに数千人が負傷したと推定されている。


Bangladesh News/The Daily Star 20250210
https://www.thedailystar.net/news/bangladesh/diplomacy/news/indias-statement-unwarranted-and-unexpected-3820006