パウエル議長の利上げ警告を冷静に受け止め、アジア株は概ね上昇

[Financial Express]香港、2月12日(AFP): 米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長が「慌てて」再度の利下げを行う必要はないとの警告をトレーダーらが冷静に受け止めたため、アジア株式市場の大半は水曜日に上昇した。

この発言は、別の金融政策当局者による同様の見解を反映したもので、注目されるインフレ指標の発表前日になされたもので、借入コストが当分の間高止まりする可能性が高いとの見方を強めた。

アジア株は、ドナルド・トランプ米大統領がアルミニウムと鉄鋼の輸入に25%の関税を課し、さらなる措置を検討していると述べたことを受けて、次の関税攻撃がどこに向かうのかという懸念にもかかわらず上昇した。

パウエル議長は議会公聴会で議員らに対し、政策は「以前よりも大幅に緩和され、経済は引き続き堅調であるため、金利調整を急ぐ必要はない」と語った。

同氏は「政策抑制を急激に、あるいは過度に緩和すると、インフレ改善の妨げになる可能性があることは分かっている」とし、「同時に、政策抑制を緩やかに、あるいは緩和が小さすぎると、経済活動と雇用が過度に弱まる可能性がある」と述べた。

インフレが引き続き鈍化し、労働市場が軟化したため、FRBは昨年3回利下げを実施したが、進展が遅いため、今後12カ月間でさらなる利下げが行われるとの期待は薄れている。


Bangladesh News/Financial Express 20250213
https://today.thefinancialexpress.com.bd/stock-corporate/asian-stocks-mostly-rise-as-powell-rate-warning-taken-in-stride-1739379618/?date=13-02-2025